“旬”のガールズバンド最前線　新機軸ライブイベント『#楽園収穫祭』開催の狙いと出演者の魅力を解説

『#楽園収穫祭～桃ノ歌ゲ』DAY1：東京出演

マリンブルーデージー

「長崎県佐世保市在住、高校生3ピースのガールズバンドです。中学校で不登校になった経験を持つボーカル＆ギター、作詞曲を手掛ける海音（あまね）を中心にバンド活動を始めて、彼女は16歳最後の夜に“17歳で叶える3つの夢”をYouTubeで公言しました。“東京でのライブ”“初アルバム発表”の2つは見事に達成。“地元のライブハウスで初ワンマンを行い、完売を目指す”という3つ目の夢も先日2月11日に開催された地元・佐世保でのワンマンで叶えてしまいました。しっかり自分たちでビジョンを持って、実際に行動に移しているスーパー高校生。いろんな楽器もできるし、音楽的な素養も恵まれていて、歌声もとてもいい。音楽に対する強い意志を感じるバンドですね」

とにもかくにも

「2019年に岩手県内の高校の軽音楽部で結成されて、その後のメンバーチェンジを経て今に至る3ピースのガールズバンド。彼女たちは、絶対に東京では見つけられないバンドですね。『みんなのうた』や子供向けアニメの主題歌のような曲が多いし、ほんわかしていて、心があったかくなるようなキャラクターを持っています。ライブ活動は岩手から出たことがないんですけど、東北エリアでは楽曲がCMタイアップとして採用されたり、学校紹介のビデオにも使われたりしてる。“ライブをやることだけ”がバンドの生き残り方ではなく、しっかりと曲を作っていれば広がっていくことがあるんだということを実践してるバンドですね。地元でライブを観たら、歌声がとても通ることにも驚きました。東京でライブをすることで何が起きるのかが楽しみです」

リリカル

「2005〜2006年生まれの3人による10代のガールズバンドで、2023年に宮城県仙台市でライブ活動をスタート。昨年10月に活動1周年を迎えたばかりですが、その少し前にTikTokで見つけて、すぐにコンタクトを取りました。3人がバンドをすごく楽しんでやってるし、ボーカル＆ギターのフロントマン、珈香（ここ）の輝きもピカイチ。嫌味がなく、明るくキラキラしていて、思わず目を惹かれてしまう。今年1月1日にEggsで配信スタートした「音の鳴るほうへ」が初音源だったんですが、Eggs内のポップ部門デイリーランキングで1位になってました。彼女たちも仙台でしかライブをしたことがないので、今回が1歩目の階段を上がるイベントになったらいいなと思います」

愛好嘩（ノイジーラバーズ）

「2023年に東京の軽音強豪校である都立練馬高校軽音楽部で結成。1年生の時に『Tokyo Music Rise 2024 spring』で優勝し、YouTubeの人気チャンネル「ブカピ 部活ONE」で公開した「忘れないように」のMVが3万再生を突破して、軽音楽部界隈で注目される存在になった4人組のガールズバンドです。2024年に2年生に進級してからは部活の枠を離れて、都内近郊のライブハウスに出演。堂々とした立ち振る舞いも目を引きますし、歌も上手い。ライブハウスでの場数はまだこれからですので、このイベントに参加してもらい経験を積んでもらえたらなと思ってます」

　そして、2日目の名古屋は新栄RAD SEVENにて、輪廻、サブマリンオルカ号、CARAMEL CANDiD、マリンブルーデージーの4組が出演。昨年8月開催時に好評を博したラインナップが名古屋でパフォーマンスを披露する。