稲垣吾郎の尽きない音楽への探究心 ラジオ番組を通して注ぐ、新しい才能への愛情とリスペクト
昨年12月3日、4日に東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された、香取慎吾によるフェス『“Circus Funk” Festival』の初日にも、ライブを観覧しに会場に足を運んでいた稲垣。そこには長年活躍をともにしている香取の晴れ舞台を見届けたいという気持ちと同時に、彼がフィーチャリングした数多くのアーティストたちの出会いにも関心を持っていたからではないか。
そして、香取と「一億人の恋人」でフィーチャリングした乃紫の名前が2025年の注目アーティストとして名前が挙がると、「僕も気になっているアーティストなんですけど」「いいよねー。香取慎吾さんも『彼女は天才』って4回くらい言ってて」と、すでにその姿を直接見たことを誇りに思うかのように話していたのが印象的だった。
現代は多くの情報を入手できるようになった一方で、知らず知らずのうちにその領域が狭く深くなってしまう傾向にある。直接足を運び、詳しい人と話して、自分ではなかなかたどり着けない新たな才能を知る機会を大切にすること。そして多彩な才能に対して愛情とリスペクトを持って、その作品を味わう。そんな稲垣が、架空のレコードショップの店長という番組のコンセプトが改めてぴったりだと感じた時間だった。
そして、稲垣のソロ曲「SEASONS」が生まれたように、またいつかこのラジオを通じて出会った新たな才能と稲垣がコラボした新たな音楽が生まれることを期待している。

























