日向坂46が迎える転換期、勝負の一年へ グループが直面する課題、求められる次なる一手を探る
そして、「模索中の策」という点では“選抜制”だろう。日向坂46はメンバーを“全員選抜”として扱っていたが、2024年5月リリースの11thシングル『君はハニーデュー』で初めて選抜制を導入。そこで四期生の正源司陽子がセンターポジションを務めた。以降はこの選抜制を採用しているが、“全員選抜”というグループの独自色が失われたことで当時は賛否両論の意見が散見された。
ファンとしては、48グループ、坂道グループでもやっているおなじみの“選抜制”を起爆剤とするのではなく、グループ全体の知名度をもっと高めたり、三期生、四期生にさらにフォーカスをあてる企画を欲していたのではないだろうか。
もっといえば、注目度が抜群に高い『紅白』を初心に返って狙っていくにはどうしたらいいのか。そういった具体性を感じたいところもある。そうなってくると、SNSでの展開も含めて、楽曲の方向性や振付などのパフォーマンス面、メンバーそれぞれの個性の主張、そして企画性、スケジュール性などを練り上げた独自戦略が必要とされる。またそれがファン層の拡大など、グループにいろんな膨らみをもたらすのではないだろうか。
2025年は勝負の一年だ。CDセールスは横ばいではありつつも、2024年12月には、2年9カ月ぶり二度目の東京ドーム公演を含む『Happy Magical Tour 2024』を開催した。しかも2日間開催で9万人の動員を記録したと報じられている。この勢いを止めることなく仕掛け続ければ、とびっきりの“ハッピーオーラ”が生まれるのではないだろうか。
※1:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/53415

























