乃木坂46 井上和、櫻坂46 山下瞳月、日向坂46 小西夏菜実……グループの可能性を広げる3坂道新成人

 2025年1月13日は成人の日。乃木坂46、櫻坂46、日向坂46からなる坂道グループでは、今年も多くのメンバーが新成人を迎える。とりわけ今年はシングルセンターを務めるエースや様々な形でグループを発信するメンバーが揃っている印象だ。本記事では、それぞれのグループの新成人メンバーを紹介するとともに、その中から特に注目のメンバーをピックアップしていきたい。

乃木坂46

筒井あやめ(2004年6月8日:20歳)
井上和(2005年2月17日:19歳)

 毎年恒例となっている乃木神社での成人式が1月9日に行われ、筒井と井上が参加。これもお馴染みの「何世代か」という質問には、巳年にかけて「にょろにょろ世代」と答えている。四期生の筒井と五期生の井上は、高校の同級生で同じクラスだった。先輩後輩の関係性ではあるが、井上は筒井を「あやめちゃん」と呼び、年末歌番組の現場には筒井がプレゼントしてくれたというポーチを持参。筒井も井上のことを同志として信頼している。

 3坂道以外の女性アイドルを含めた新成人が掲載される雑誌『20±SWEET 2025 JANUARY』(東京ニュース通信社)にて、表紙を飾っている筒井。一方の井上は、今年2月17日に20歳の節目を迎える。昨年は36thシングル『チートデイ』で二度目の表題曲センターを務め、『真夏の全国ツアー2024』での座長という重責を担い、さらに春夏と二度の募集が行われた6期生オーディションの告知ビジュアルを担当した。

乃木坂46『チートデイ』

 五期生の菅原咲月が乃木坂46の副キャプテンに就任したこと、与田祐希の卒業が控えているのを例にして、さらなる世代交代が進むことを誰もが予感している中で、井上が背負うのはグループの顔、エースとしての存在。今年加入が期待される6期生について、井上は「6期生から好きになってもらえる先輩になりたいです」(『日経エンタテインメント!』2025年2月号より/日経BP)と答えており、それは井上が先輩メンバーに抱いてきた憧れ、乃木坂46の伝統の形でもある。筆者個人としては、『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)での「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」のパフォーマンスを観て、改めてセンターとしての風格があるメンバーだと実感した。

櫻坂46

小田倉麗奈(2004年7月25日:20歳)
村井優(2004年8月18日:20歳)
山下瞳月(2005年1月22日:19歳)
村山美羽(2005年2月15日:19歳)

 櫻坂46からは三期生4人が新成人を迎える。先述した『20±SWEET』で裏表紙を飾っているのが山下だ。ライブ動員数の増加、海外人気の高まり、メンバー個々の活躍など、2024年は大きな飛躍を遂げた櫻坂46。追加公演が組まれた『三期生ライブ』が象徴しているように、櫻坂46において三期生メンバーはグループの大事な幹となっており、中でも山下は9thシングル『自業自得』に続き、10thシングル『I want tomorrow to come』で2作連続の表題曲センターを務めている。櫻坂46は『紅白歌合戦』に「自業自得」で出場。大サビ前の山下のソロパートがフィーチャーされた演出となった。山下はシングル表題曲のほかにも、「静寂の暴力」「TOKYO SNOW」といった人気曲のセンターに立っており、全体ライブにおいてもグループを牽引する役割に相応しいパフォーマンスを持つ印象だ。

櫻坂46『I want tomorrow to come』

 『I want tomorrow to come』収録「僕は僕を好きになれない」「19歳のガレット」の2曲でセンターを務め、同シングルの『10th Single BACKS LIVE!!』で座長に立った村井。学業の都合からタイミングが遅れてのお披露目となった山下と村井は、デビュー前の合宿にて同じ班同士で、振り付けのTAKAHIROにも高く評価されるという、11人の中でもトップクラスのダンスパフォーマンスを誇っていた。その合宿から2年余りが過ぎ、山下と村井はそれぞれの場所でグループの先頭を切っている。「咲かない人は、いない。」という三期生オーディションにつけられたキャッチコピーは、三期生が立派に花を咲かせ体現している。

櫻坂46『僕は僕を好きになれない』

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