超特急、9人の絆を永遠に刻んだ夜「またどこかで続きをやろう」 揺るがぬ世界観と進化のツアー『Joker』

歓声に応えてステージに戻ってきたメンバーは、「Rail to Dream」を披露。アンコールならではのリラックスした熱気を生んだのち、彼らは各々の言葉で想いを語った。
「俺のなかにはタカシくんがいるんですよ。耳のなかというか、頭のなかというか、目のなかというか、なんか歌が聴こえてくるんです。今日はタカシくんを想像しながら歌ってたら、めっちゃ気持ちよかったです。でも、やっぱり想像じゃなくて、俺の隣にはタカシくんがいてほしいし、支えたくて超特急に入ったし、これからもタカシくんを支えて、そして支えられて、守って、守られて、そんな最高のバディとして一緒に歌っていきたいと思います。タカシくん、これからもよろしくね!」(シューヤ)
「ひとりでも、応援してくれる人がいれば最大限のパフォーマンスをするのが僕たちの仕事。でも、たくさんの人に観てもらうと、どうしても欲が出てくる。絶対にみんなをもっとデカいところに連れて行って、最高のステージングをして、みんなとの思い出をもっともっと作っていきたいと思っています。これからも超特急と一緒に歩いてほしいです」(カイ)
「いろいろ話すことを考えていたんですけど、僕たちの下にある水が排水を始めまして……すべてを忘れました(笑)。みなさんの支えがあってステージに立てているので、これからも感謝の気持ちを持って、全力で活動していきたいと思います。本日はご乗車いただき、ありがとうございます!」(マサヒロ)
「楽しかったですか? 絶対にまた会いましょう! ありがとうございました!」(タクヤ)
「率直にひとこと。俺はタカシがいないと踊れない! タカシとシューヤの歌声があって僕らダンサーが活きるので、『お前がいないとなんか足りない!』と思いながらステージに立っていました。そのぶん、タカシの想いを込めながらそれぞれがパフォーマンスをしたと思うので、みなさんに伝わっていたら嬉しいです」(ユーキ)
「今回のツアーは僕を大人にしてくれたツアーだと思っています。9人で早くパフォーマンスをしたいと思っているので、タカシくん、早く帰ってきてください! ありがとうございました!」(アロハ)
「やっぱり9人が揃わないといろいろな感情が出てきてしまうんですけど、タカシくんを僕らは待っていますし、みんなであたたかくタカシくんを待っていてくれたら嬉しいです。楽しんでいただけましたか? 僕も楽しかった。みんなの考察とかを見るのも楽しかった(笑)。また会いましょう!」(ハル)
「いろんなことがありましたけれど、すべてに意味があると思うてます。タカシやで、観てるかい? おかげでこんなに関西弁がうまくなりました。この物語は終わるけど、夜の余韻は続いていきます。またどこかで続きをやろう。ChatGPTに教えてもらいました(笑)」(リョウガ)
エセ関西弁+ChatGPTに作ってもらったMCだというリョウガの併せ技がメンバーからの総ツッコミと8号車の大爆笑を誘っていた。真面目な話はもちろん、溢れるユーモアにも活動に懸けるまっすぐな気持ちを滲ませるのが超特急だ。かけがえのない魅力を再確認させられる言葉たちだった。

ライブのエンディングを飾ったのは「バッタマン」。心と身体のリミッターが完全に外れた歌とパフォーマンスが炸裂するこの曲は、8号車の盛り上がりもエスカレートさせる。激しくコールをしながら手足をバタつかせる人々が、横浜アリーナを賑やかに揺さぶっていた。曲が幕切れた時、会場内に漂っていたのは理性が完全に吹き飛んだ純度100%の興奮。客席を背景にして記念撮影をした8人は、とても満ち足りた表情を浮かべていた。そして「タカシくん!」とシューヤが言ったのに続いて、「むりせんとー!」と会場内の1万人が一斉に叫んだのちに、「以上、超特急でした! ありがとうございました!」という挨拶が響き渡って迎えた終演。各エリアで歓声を上げる8号車に何度も手を振り、笑顔を輝かせたメンバーを特大級の拍手が見送っていた。

























