Snow Man、初のソロ曲に表れた多彩すぎる個性 ベストアルバムに収められた9人それぞれの魅力

 目黒蓮の「朝の時間」は、王道J-POP。目黒の声がまっすぐ届いてくるメロディとテンポ感もいい。さらに、何と言ってもリスナーの背中をそっと押すような歌詞は、多くの人を勇気づけるはずだ。頑張る人に寄り添うようなこの歌詞は、物事に真摯に向き合い続けて走ってきた目黒が歌うからこそ、説得力が増しているのではないだろうか。

 宮舘涼太の「I・だって止まらない」は、宮舘ワールド全開! 情熱的でフラメンコを彷彿させるリズムに乗って歌われる歌謡曲は、宮舘の魅力を表現するのにピッタリだ。さらに、KABA.ちゃんが振り付けたというダンスもその世界観の形成に欠かせないスパイスになっている。それでいて一緒に踊るという楽しみ方もできそうだ。「Snow Man 'THE BEST 2020 - 2025'ソロMV鑑賞会 Vol.3」の中で「存分に世界観を堪能していただこう」と語っていたが、その狙いドンズバの1曲になっている。

 佐久間大介の「守りたい、その笑顔」も、佐久間ワールド全開だ。オーイシマサヨシ(大石昌良)が楽曲提供した同曲は、アニソンっぽいメロディがとにかくキャッチー。それを佐久間の美声で表現されているから癖になる。MVではオタク役もアイドル役も彼が演じているが、それも実際にオタク兼アイドルの佐久間ならではだ。冠ラジオ番組『Snow Man 佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送)のタイトルが歌詞に入っているのもポイントだろう。

 こうして“9者9様”の魅力を表現したSnow Manのソロ曲。4月からは国立競技場と日産スタジアムで行なわれるスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live〜Snow World〜』の開催が決定しているが、そこでも披露されるのだろうか。アニバーサリーイヤーを盛り上げるためにも、彼らのソロ曲をくまなくチェックしておきたい。

※1:https://www.oricon.co.jp/news/2365298/full/

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