ENHYPEN、ZB1、NCT WISH、IVE、aespa……“ポケモン”とのコラボで届けるポジティブなメッセージ

　10月15日、NCT WISHによる韓国のテレビアニメ『ポケットモンスター』テラスタルデビュー編（トゥーニバース）のエンディングテーマ曲「Make You Shine」が公開された。〈가슴 속 깊숙이 너와 연결돼〉（胸の奥深くで君と繋がって）や、最後に二度繰り返される〈혼자가 아닌 우리니까〉（1人じゃない僕たちだから）という歌詞にも見られるように、本楽曲では、ポケモントレーナーとその相棒であるポケモンが互いに絆を感じながら前に進んでいく姿が描かれた。同番組を深く視聴していない人でも、無敵のフレッシュさを持った彼らが歌う少年時代のきらめきに、希望を感じることができるのではないだろうか。このように、近年、K-POPグループが『ポケモン』（以下、ポケモン）のテーマソングやコラボソングを手掛ける例が増えている。

　ENHYPENは2023年7月、「『ポケットモンスター』シリーズのゲームサウンドをもとに新しい音楽を世に届ける」というコンセプトの音楽プロジェクト「Pokémon Music Collective」の一環で「One and Only」をリリースした。同曲は今や彼らのライブにおいても定番曲となりつつあるが、〈평범한 하루가 좀 특별 해져〉（平凡な一日が 少し特別になる）、〈Uh 널 만났다는 게 난 lucky〉（Uh 君に出会ったということが僕は lucky）という歌詞にもある通り、いつ聴いても“大切な君”」と一緒にいる幸せをゆったりと噛み締めるようなメッセージがやさしく包み込んでくれる。“君”はポケモンとの関係性として取ることもできるが、身の回りの“大切な存在”に置き換えて共感することもできるだろう。

　ZEROBASEONEが10月11日に配信リリースした日本オリジナルの新曲「Only One Story」は、グループ初の日本でのアニメタイアップとしてテレビアニメ『ポケットモンスター』レックウザ ライジング編（テレビ東京系）のオープニングテーマに起用された。同曲で象徴的なのが、各所に登場する〈大丈夫〉という言葉。「失敗したり躓いたりして夢への道が途切れそうでも、きっと君なら大丈夫」と、頑張る誰しもの背中を押してくれる心強さを感じられる。〈何回も泣いたって 君ならそう、大丈夫〉〈頼りないくらいでいい／勇気が少しあればいい〉ーー強い自分じゃなくてもいい。あなたはもう十分頑張っているよ。そんな風に、自分の全てを受け止めてくれるこの歌は、この世に生を受けた全ての存在にとっての応援歌となるはずだ。