SSSCLUB、圧巻ダンスで“ギャルマインド”を届けた東京初ワンマン 信念を胸に目指すは世界
実力派ギャルパフォーマー集団のSSSCLUB(エスクラブ)が、ワンマンライブ『エスパーティー in TOKYO』を12月15日東京・WARP SHINJUKUで開催した。
SSSCLUBのプロデューサー・SHINKOは、MINMIや戦慄かなのの専属ダンサーとして活動しながら、過去にはAwich、加藤ミリヤ、SHINGO★西成など、HIPHOPやR&B分野の実力派アーティストの振付や演出を手掛ける、人気コレオグラファー&ダンサー。SSSCLUBは、SHINKOの主催するダンスレッスン「Sproject」の生徒を中心に結成されたダンスグループで、元々はアーティストのバックダンサーとして活躍していたが、2023年よりアーティスト活動を開始した。
歌舞伎町の中心にある人気ナイトクラブで行なわれた本公演は、SSSCLUB初の東京ワンマンにしてソールドアウト。確かなダンススキルと煌びやかなビジュアル、そして熱いギャルマインドで観客をわかせ、華々しい東京デビューを果たした。
まずは、小学2年生から4年生の4人組キッズダンサー「ちびSSSCLUB」によるオープニングアクトステージからスタート。フロアからは「可愛い!」の声が飛び交うが、複雑な振り付けもサラリと踊りこなす姿は、まさにプロ。チャームポイントや強みをアピールする自己紹介やキラキラした笑顔からも、すでにSprojectのギャルマインドが根付いているのを感じた。
「エスパーティースタート!」というちびSSSCLUBの元気な掛け声を合図に、メインのライブが幕を開けた。ピンクのミニ丈セーラーにルーズソックスという王道ギャルスタイルで登場した7人は、中毒性の高いビートが光るダンスナンバー「YUMMY」を投下。カラフルな髪やアクセサリーで飾った派手なルックスで、激しくダイナミックに踊りだす。ダンスシーンを主戦場として戦ってきた彼女たちならではの迫力に、観客は圧倒される。
続く「NEW AGE」では、EDMサウンドで盛り上げつつも、クールなかっこいい女性像を表現。リーダーのMIHOは艶やかな黒髪を振り乱しながら躍動感のある動きでステージをリードし、赤髪がトレードマークのNANAMIもキレのある鮮やかなダンスを見せる。また、メインボーカルのcocoroは伸びやかな声を響かせ、最年少の愛優菜は甘い声と表情で視線を引き付けた。ブレイクでは黄色い歓声がフロアから沸き起こる場面も。
キャッチーなヒップホップナンバー「アボカド」では、小柄なRENNAが天真爛漫な笑顔を見せたかと思えば、青髪のTiaRaが毒っけのあるセクシーな表情を浮かべ、ピンクのツインテールヘアのrimibabuはあざとさ満点の仕草で攻める。ビジュアルだけではなくパフォーマンスにも表れた個性は、彼女たちの持つ強力な武器の一つだ。
MCでは、TiaRaが「SSSCLUBといえば、ギャルマインドとギャルバイブス! 女の子たちを応援したい。エンタメシーンをうちらみたいにカラフルにしたい。そして世界中で通用するギャル集団になりたい!」とSSSCLUBのコンセプトを力強く伝える。その後、彼女たちの原点でもあるダンスパートへ。力強いフォーメーションダンスやハードなヒップホップダンスなどを存分に見せ、どんどんと高揚感を高めていった。