Snow Manからファンへ、ファンからSnow Manへ繋いだ光 東京ドームで示した9人全員で向かう未来への道筋
Snow Manの楽曲のなかでも人気と知名度が高い「KISSIN' MY LIPS」などで再び会場のテンションを上げたところで飛び出したのは、初のストリーミング&ダウンロード解禁楽曲となった「One」。花道やステージにメンバーが散らばり、観客一人ひとりに思いを届けるようにして大切に歌い上げていく。再び世界中を飛び回る映像が流れると、真っ赤な照明に包まれた。ステージのいたる所からメンバーが登場して「DA BOMB」をパフォーマンスし、最終的にセンターステージに9人全員が集まったところで、オリエンタルな雰囲気がたっぷりの「Wha cha cha」へ。同曲は岩本が振付をしており、楽曲の世界観にあった不思議な雰囲気のダンスも見どころであった。また、深澤、阿部、宮舘による「ナイトスケープ」、目黒、佐久間による「Hot Flow」といったユニット曲のパフォーマンスもセットリストに組み込まれていった。
その後、「Party! Party! Party!」、「POWEEEEER」、「君の彼氏になりたい。」、岩本、ラウールによるユニット曲「GLITCH」などを一気に披露し、再び映像が流れ出す。ここまで映像のなかで世界各国を旅してきた9つの光。最終的にたどり着いたのは日本だ。ラストスパートは、一気に和の世界が広がっていく。まずは「タペストリー」。四季の映像や水の演出などとともに、じっくりと歌い上げると「W」へ。和アレンジで楽曲の新たな魅力を見せたところで、「まだ声出せるよな? まだ騒げるよな?」と岩本。肉体美を見せつけながら「Cry out」を気合いたっぷりにパフォーマンスしていく。途中、向井もタンクトップを破る場面もあり、それぞれが魂を込めてパフォーマンスしていることが伝わってきた。
ここまで一気に駆け抜けたところで、「皆さんのおかげで、メンバー、スタッフさんのおかげで、9人揃って東京に帰ってくることができました。いつもたくさん愛をくれて感謝しています。ありがとうございます」と岩本が挨拶をする。「そんな僕たちSnow Manは、来年の1月22日にデビュー5周年を迎えさせていただきます。いつも自分たちのことのように盛り上げてくれて、たくさんの愛をくれるみんなのおかげでやってこれたし、ベストアルバムが出せます。そのなかの収録曲をお届けしたいと思います」と語って、「Dear,」を披露。キラキラした空間が広がり、ハッピーな空気に包まれながら、東京公演初日に幕を下ろした。
どの演出を見ても、根幹には「ファンのみんなに楽しんでもらうために」という彼らの気持ちが込められていたように思う同公演。ファンからSnow Manへ、Snow Manからファンへ――。思いをつないでいくことで、さらに大きなグループになっていくであろうことを感じさせる、あたたかなライブであった。
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