chilldspot、自らの世界に染め上げていく表現力 独創的なサウンドスケープを轟かせた『crowdsurf』ツアーファイナル


早くもライブはラストスパートへ。「BYE BYE」は、〈私今大声で歌っているの〉という歌詞を比喩根が〈私今Tokyo Zepp Shinjukuで歌ってるの〉と歌詞を一部変えて歌ってフロアを大いに沸かせ、間髪入れずに演奏された「Like?」では、「みんな、飛べるかな?」と比喩根が呼びかけ全員でジャンプ(この曲のみ、インスタライブで生配信された)。さらに、玲山のオクターブカッティングによるイントロで歓声が上がった「Groovynight」では、繰り返す転調とともにサビをシンガロングして会場の一体感をさらに高めていた。
ピアノの弾き語りから怒涛のバンドサウンドへとなだれ込む名曲「愛哀」、ささくれ立つギターカッティングに導かれ、次第にテンポアップしていくオルタナロックチューン「ray」を続けて演奏し本編を終了。アンコールでは、「この日のために用意してきました」と比喩根が告げ、今回のツアーで行ってきた各会場日替わり楽曲として「line」を披露。さらに、2nd EP『around dusk』から「yours」を演奏してライブを締め括った。

アンコールで3人は、EP『echowaves』の制作過程について丁寧に語っていた。これまでchilldspotの楽曲はまず比喩根がメロと歌詞を作り、そこからアレンジを構築していたのだが、今作では玲山、小﨑がまずトラックを制作してから比喩根が歌詞とメロディを乗せていったという。そうしたアプローチによりchilldspotの音楽性はさらに広がり、本ツアーのセットリストもこれまで以上に多彩で立体的になったのだ。
ツアータイトル「crowdsurf」には、「モッシュダイブした観客がオーディエンスの頭上をサーフィンのように移動していく」という本来の意味から発展し、「自分たちの思いを楽曲に乗せ、より遠くへ届けたい」という思いがこもっていたこともアンコールで明かされた。すでに国内にとどまらず海外での公演も行っているchilldspot。『echowaves』で新境地を切り開いた彼らが、今後さらに進化していくことは間違いないだろう。
chilldspotが語る、EP『echowaves』制作背景 セルフプロデュース作で強化された“バンド”らしさ
chilldspotが5曲入りの新作EP『echowaves』をリリース。リアルサウンドでは、比喩根、玲山、小﨑の3人に、EP『…■セットリスト
1.crush
2.sway
3.Monster
4.ネオンを消して
5.いのそこ
6.傍白
7.僕たちは息をして
8.hold me (short)
9.落下飛行
10.have a nice day!
11.full count
12.BYE BYE
13.Like?
14.Groovynight
15.愛哀
16.ray
En1.line
En2.yours
セトリプレイリスト:https://lnk.to/chilldspot_crowdsurf_SETLIST
■リリース情報
Digital EP『echowaves』
リリース日:2024年9月18日(水)
リンク:https://lnk.to/echowaves
chilldspot リンク
Official Web Site:https://fan.pia.jp/chilldspot
X:https://twitter.com/chilldspot
Instagram:https://www.instagram.com/chilldspot_official
YouTube:https://www.youtube.com/@chilldspot
TikTok:https://www.tiktok.com/@chilldspot_official
Facebook:https://www.facebook.com/share/jZHRVaG95zLdMDkF/
Weibo:https://weibo.com/u/7910413280























