Dani.「たった一人の君」、バイラルチャートイン 冬のSNS投稿とマッチするストレートなラブソング
Viral Chart Focus
Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの11月27日付のTOP10は以下の通り。(※1)
1位:中島健人「ピカレスク」
2位:Dani.「たった一人の君」
3位:ANAIS & KO「Super Girl」
4位:ROSÉ & Bruno Mars「APT.」
5位:KOOTARO「平和」
6位:KOOTARO、367「平和 (remix)」
7位:Aogumo「曲名はまだないです」
8位:Special for Princess!「しょーがいゼッタイそーあい宣言♥」
9位:CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」
10位:Woody「ONLY FOR U」
11月最後のSpotifyバイラルチャートが発表された。年末ムードが漂い始めるなか、今週のチャートも変化の多い内容となっている。今週の1位は先週に引き続き中島健人の「ピカレスク」が鎮座。リリース以来2週間以上連続でチャートインし、その間常に首位を獲得している。一方、先週2位だったROSÉ & Bruno Marsの「APT.」は4位に後退。このバイラルチャートでは順位を落としたものの、TikTokやYouTubeショートを中心にこの楽曲を耳にしない日はないほどで、肌感としてはまだまだ人気は衰えていないように感じる。
そんな「APT.」に代わって今週の2位を飾ったのは、初登場のDani.による「たった一人の君」である。この楽曲も最近如実にTikTokで耳にすることが増えた楽曲のひとつだ。純愛をテーマにしたバラード曲の「たった一人の君」。心温まるメッセージやエモーショナルな楽曲がヒットしやすい傾向のクリスマスシーズンへ向けて、その人気は高まっている。TikTokから人気に火がつく楽曲は、印象的なダンスや振り付けがフックとなり、いわゆる“踊ってみた動画”の投稿によって連鎖式に広まっていくことが多い。一方で、TikTokで拡散されている「たった一人の君」の動画は、歌詞に焦点を当てたリリックビデオや恋人との思い出を投稿する際のBGMとして使用されていることが圧倒的に多い。人生においてたった一人の特別な存在への感謝や愛がまっすぐに描かれている歌詞に多くの共感が集まっているのだ。