香取慎吾、アリーナフェスに初挑戦! 若手アーティストとの対面、思わず痺れた中森明菜の言葉……新作アルバムの裏側も
「NAKAMAを募ってフェス」という夢が実現、そしていつかは……
――今回のアルバムは、いくつもの出会いと再会がタイミングよく進んできたように思いますが、逆に苦労した点はなかったのでしょうか?
香取:もちろん、大変だった場面もたくさんありましたよ。1曲目の「COLOR BARS」っていうヒューマンビートボックスをやっているSHOW-GOをフィーチャリングした曲は出来上がるかわからないところまでいきました。彼とはInstagramのDMからやりとりをスタートしたんですけど、本当に個人的にやっている感じで。レーベルもなければ事務所もないから、本人が連絡を返してくれないと誰も捕まえられないんですよね。でも、会ったときには「連絡がとても遅くなってしまって誠に申し訳ありません」って深々とお辞儀するような丁寧な子なんですよ。
今回のアルバムには、絶対に1曲目にSHOW-GOの曲が必要だったんです。「絶対に必要なんだ、君が!」って強く伝えて。そしたら「ありがとうございます、頑張ります」って、折れかかってた心を奮い立たせてくれて。もう最後はスタジオで一緒に、歌詞を1行書いてはブースに入って録って……みたいな。今回のアルバムの中で一番ラストにギリギリ出来上がった思い出の曲です。
――まるで文化祭の前日かのような雰囲気ですね。
香取:本当、そんな感じでした。あえてそうしようとしているわけではないんですけど、僕の耳がサーチしたアーティストたちが、自分よりも年齢が若くなってきているから、やっぱり気にするところもあるんですよ。あまり強く言いすぎたら、遠慮したり、萎縮しちゃうかな、とか。でも、今回コラボしたみんなは、そんなこと気にしすぎだったっていうくらい簡単には引き下がらないメンバーが多かった。「あそこ、もっとこうしたいんだけど」って言ったら、「いや、それはこうしたいです」って。「なんで?」って聞くと、「こうこうこういう理由で、こうだから。こっちのほうがいい」って、ちゃんと自分を持ってるの。だから、いいぶつかり合いができたなって。
アルバムのコラボ相手って毎日一緒に過ごすわけではないけれど、一緒に曲を作るってすごく大きなことで。僕からしたら本当にNAKAMAができたっていうぐらいの絆ができるんですよね。
――12月3日、4日に国立代々木競技場 第一体育館で行なわれる『“Circus Funk” Festival』にもNAKAMAとなったゲストの方々が登場されるとお聞きしました。こちらもとても楽しみです。
香取:アルバムを作るたびに仲間が増えていくから、いつかみんなを募ってフェスができたら楽しいだろうなと思ったんです。今回は3日に8組、4日に7組のアーティストが来てくれることになりました。でも実際にやるとなったら課題が山積みで……。曲と曲の間って書いて曲間(きょっかん)って言ってるんですけど、その曲間が数秒、ときには0.5秒単位で盛り上がりが変わってくるんですよ。僕が今まで作ってきたライブって、そういう曲間をすごく大事にしてきたんです。でも、フェスとなるとバンドごとにセットを全部変えて、音響を調整しなくちゃいけない。これは本当に初の試みで。どこまで僕の今までの感じでフェスが作れるかっていうのは、自分でもどうなるのかわからなくて、ワクワクしているところです。
――新しい流れとしては、今年は稲垣吾郎さん、草彅剛さんとともに新しい地図を広げて以来初めて3人で音楽番組『with MUSIC』(日本テレビ系)にも出演されましたね。そこでは草彅さんの「東京ドームでコンサート」発言もありました。
香取:あれはビックリ発言だった! でも時間が経ってみると、あの人のあの感じで言われたら「あれ、これ、あるんじゃないか?」みたいに思えてくるんですよね。言葉の力というか。でも、僕は絶対にそんなこと言えないけど。言わずに叶えていきたいほうなんで(笑)。僕自身は、やりたいとかやりたくないとかっていうより、東京ドームでコンサートなんて、もう考えてもいなかった。
――そうなんですか? 昨年1月に東京・有明アリーナで開催されたライブ『Black Rabbit』のMCで、東京ドームのステージに手をついてマイケル・ジャクソンに「1回ステージから降りるね」と伝えたというお話をしていたので、いつかまた立つぞという決意があったのかと。
香取;ううん。それは全然思ってなかった! だから、本当にあの発言にはビックリしたんですよ。だって、東京ドームでコンサートってやっぱり大きなことじゃないですか。特別な場所だし。「簡単に言うなよ〜」と思ったけど、最近はちょっとだけ「ん? これはいつかあるのかも?」なんて(笑)。みなさんと同じ感覚で、そんな未来が来たらいいなって楽しみにしています。
■リリース情報
3rdアルバム『Circus Funk』
2024年11月27日(水)配信リリース
【収録曲】※全11曲
1.COLOR BARS(feat. SHOW-GO)
2.SURVIVE(feat. LEO from ALI)
3.Circus Funk(feat. Chevon)※先行配信
4.愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message~(feat. Night Tempo)
5.Full Moon(feat. 村田陽一)
6.UNERI KUNERI(feat. Kroi)
7.カツカレー(feat. 在日ファンク)
8.TATTOO(feat. 中森明菜)
9.一億人の恋人(feat. 乃紫)
10.夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)
11.Not Too Good Not Too Bad(feat. Yaffle)
■ライブ情報
『“Circus Funk” Festival』
2024年12月3日(火)国立代々木競技場 第一体育館
OPEN 16:00 / START 17:00
ゲスト:SHOW-GO / LEO from ALI / Chevon / Night Tempo / 村田陽一 / 在日ファンク / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 乃紫
2024年12月4日(水)国立代々木競技場 第一体育館
OPEN 14:00 / START 15:00
ゲスト:SHOW-GO / Chevon / Night Tempo / 村田陽一 / Kroi / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 乃紫
チケット一般販売の詳細は公式HPまで
公式HP:https://circusfunk.com/
公式X:https://x.com/Circus_Funk
■関連リンク
新しい地図 公式サイト:https://atarashiichizu.com
香取慎吾Instagram:https://www.instagram.com/katorishingo_official/
香取慎吾 X(旧Twitter):https://x.com/ktrsngofficial
香取慎吾YouTube:https://www.youtube.com/@katorishingo_official
香取慎吾TikTok:https://www.tiktok.com/@katorishingo_official