PSYCHIC FEVER、アジアツアーで広がった可能性 次なる挑戦はアメリカ進出、7人の心境を聞く
アメリカツアーは「最新・最大の自分たちを表現できるように」
―― アジアツアーのファイナル公演で、グループ初のアメリカツアー開催が発表されました。この決定を聞いたときの率直な感想と、アメリカ進出に向けての意気込みを教えてください。
半田龍臣(以下、半田):アメリカツアーの決定を聞いた時はすごく嬉しかったです。アジアツアーもアメリカツアーも目標の一つだったので、この数年でこんな夢のステージに立たせていただけるんだ!? という気持ちもありました。でも、今までの活動があったからこそだと思います。僕らはデビューしてすぐにタイに行って、それでまずアジアでの輪ができ、そこから今年はパリにも行かせていただくなど、いろいろな国で輪ができました。それがどんどん広がりつつあると感じているので、それをさらに広げていけるようにアメリカツアーをなんとか成功させたいですね。
――アメリカツアーでは、特にどのような工夫が必要だと感じていますか?
中西:僕らにとって初のアメリカでのパフォーマンスになるので、セットリストも今回のアジアツアーとは全く違ったものにしようという話をしています。ツアータイトルは『PSYCHIC FEVER FIRST US TOUR 2025』なんですけど、今回は"HEAT"のようなメインテーマを設けていません。その理由は、まずアメリカの方にPSYCHIC FEVERという存在を知ってもらいたいからです。おそらく初めて僕らのパフォーマンスを見る方がほとんどだと思うので、まずは自分たちのスタイルや音楽性、パフォーマンスを見てもらうという方向で今、準備を進めています。
――PSYCHIC FEVERにアメリカに来てほしいという声は以前からあったのでしょうか?
中西:実はそういった声は以前から沢山あったみたいで、来年のアメリカツアーでは6カ所という限られた地域にしか行けないんですけど、それ以外の地域からの声もいただいています。だから、まずはツアーを成功させる。そうすれば、他のアメリカの地域にも行ける可能性が出てくると思うので、一つひとつの公演を大切にしながら次に繋がるツアーにしたいですね。
小波津:本当に夢が叶ったというか、「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の楽曲のおかげで今は多くの海外の方に興味を持っていただけています。そういう状況なので、アメリカツアーではそういった方を逃さないパフォーマンスをお見せできるようにしたいですね。それに向けて、(中西)椋雅くんが言ったように常に最新・最大の自分たちを表現できるようにパフォーマンスの内容やセットリストをメンバー間で話し合っています。そうやって練り上げた最大限の自分たちの姿はまだ良い意味で想像できませんが、来ていただけるお客さんと最高の時間を過ごせたら嬉しいです。
――先ほど「TALK TO ME NICE feat. TAMP」において、メンバー全員でリファレンスを出すなど楽曲制作にも関わっているというお話がありましたが、メンバーが楽曲制作に参加されることでグループ全体のパフォーマンスにどのような変化がありましたか?
中西:曲によってメンバーの関わり方は全く違うんですけど、例えば、デモが上がってきた段階で志だけで仮歌を入れるパターンもありますし、みんなでデモから作る時もあります。ただ、僕らとしては、ライブ自体も配信している完パケ状態の曲をそのままやるつもりはありません。要はライブ会場にいるからこそ聴けるサウンドを作りたいんです。だから、ライブでそのままフルでやってしまうと飽きてしまうと思う曲はショートカットしたり、サビを頭に持ってきたほうが盛り上がる曲はサビを頭に持ってきたりと、ライブ用にリミックスを作っています。
僕らは基本的にライブをオリジナリティ溢れるものにしていきたいんです。楽曲制作は基本的には楽曲プロデューサーの方が担当されていますが、僕らもその過程で意見を言うこともあります。だからこそ、自分たちの曲に想いが乗るんです。そういうスタンスなので、ライブでは自分たちがベストと思える曲の尺や構成にして、ライブに来てくれたお客さんがその場にいるからこそ楽しめる内容にしたいと思っています。
――ちなみにライブ用のリミックスのアイデアはどういったことがきっかけで生まれるのですか?
JIMMY:割とライブのリハーサルの段階で生まれることが多いですね。基本的にメンバー全員が音楽が大好きなこともあって、憧れのアーティストのライブを観ると感動を受けることが多いんです。だから同じように自分たちのライブでもそういう感覚をお客さんに届けたいと思っています。
例えば、配信リリースされている曲はスマホで聴くのが最高だと思うんです。でも、2時間のスタンディングライブをさせていただけるのであれば、その2時間を絶対に飽きさせないセットリストを作りたいので、メンバー間で話し合いながらセットリストを考えています。その中でDJ的な作業は椋雅くんが担当してくれていますが、新規でダンストラックを作る場合は僕もそこに参加しています。
中西:今回のHEATツアーに関してもオープニング以外は、全部自分たちでアレンジさせてもらいました。多分、普通はバンドメンバーがいるのでそんなことはしないと思いますが、僕らのライブでは7人しかステージ上にいないので、自分たちで楽曲データをもらって、やりやすいように曲を調理していくうちに、自分たちのスタイルができてきたという感じです。
活動する国は違えど持ち続ける「LDHの一員だというマインド」
――10月26日〜27日に『LDH LIVE-EXPO 2024 -EXILE TRIBE BEST HITS-』がありましたが、そういった合同イベントがあるとPSYCHIC FEVERはEXILE TRIBEの中でも独特な活躍をされているように感じます。皆さん自身もそういった実感はありますか?
中西:『LDH LIVE-EXPO 2024 -EXILE TRIBE BEST HITS』は、一番上の先輩から一番下の後輩まで各グループが集まるイベントでもあり、なかなか普段会えない方もいらっしゃいます。そういう中での出演でしたが、リハーサルの流れの中でコミュニケーションがあり、そこでお互いに情報共有もできるので、刺激し合いながら高めていけてるとは感じてます。
ただ、活動している国は違っても基本的には自分たちはLDHの一員だというマインドを大事にしてますし、先輩に会って近況報告をすると、アドバイスを含めていろいろな意見をもらえます。その時にLDHのすごさを実感しますし、改めて“Love Dream Happiness”という原点に立ち返って、自分たちなりにどう改善し、どう表現するかを考える機会にもなるという印象ですね。
@therampage_official #レンタルつるぎ ✨👏 #THERAMPAGE #吉野北人 #PSYCHICFEVER #剣 ♬ Cupid's Chokehold / Breakfast in America - Gym Class Heroes
――LDHメンバーで集まる場では剣さんの「レンタルつるぎ」の投稿が楽しみですが、事務所内からはどういった反響がありますか?
剣:その活動自体はすごく楽しいです。『LDH LIVE-EXPO 2024 -EXILE TRIBE BEST HITS』でも沢山コラボのオファーをいただきました。これからもグループの垣根を超えてレンタルされる僕をチェックしてほしいですね。実は、PSYCHIC FEVERメンバーにもサプライズで投稿しているので投稿について特に面と向かっては何も言われないですね(笑)。ただ、SNSで公開しているレンタルされている時の僕の表情は毎回その時に撮影しているものなので、一つとして同じ表情はありません。そこも含めて皆さんにもチェックしてほしいです。
――「TALK TO ME NICE feat. TAMP」のリリースとアメリカツアーという新たな挑戦に向けて、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
中西:いつも温かい応援ありがとうございます。僕たちにとってもこれからが本当のスタートだと思っているので、皆さんに良い報告ができるように引き続きがんばります。楽しみにしていてください。
JIMMY:アメリカツアーだけでなく、来年も日本でのイベントがたくさんあります。海外での公演も旅行ついでに遊びに来ていただけると、PSYCHIC FEVERとの新しい思い出になったり、面白いことも発見できると思います。そういう面白さを伝えていけたらいいなと思っています。
剣:皆さんと一緒に作ったチャンスでもあるので、必ずその恩返しをさせていただきたいと思っています。そして、これからも皆さんを驚かせていきたいです。一緒に手を取り合って、誰も予測できない大きな幸せを掴みにいきます。これからもよろしくお願いします。
半田:「TALK TO ME NICE feat. TAMP」でまた僕らの新たな一面を発見してもらえたら嬉しいですね。今年はまだいろいろなイベントもあるので、来年のアメリカツアーに向けてがんばっていきたいと思います。
WEESA:今発表できていることだけでなく、まだ発表できてないこともいろいろあるので、それも楽しみにしていただきたいです。2025年もPSYCHIC FEVERは、もっとカッコよくなれるようにがんばります。
渡邉:これからも皆さんが僕たちについてきてくれるように、引き続きカッコよくあり続けるよう努力します。応援よろしくお願いします。
小波津:「TALK TO ME NICE feat. TAMP」は気合を入れたい時や黙って作業したい時など、色々な状況で聴いて楽しんでいただける曲です。ぜひ、この曲を聴きながら一緒に夢に向かって進んでいきましょう。また、来年も“IGNITE YOUR DREAM”というテーマの下、皆さんと一緒に夢を叶えていきたいですし、これからも一緒に楽しんでいけたらと思っています。
■リリース情報
PSYCHIC FEVER
New Single「TALK TO ME NICE feat. TAMP」
11月4日(月)日本時間18時 Release
【ストリーミング&ダウンロード】
https://lnk.to/psychicfever-talktomenice
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