THE RAMPAGE、二度目の『FAIRY TAIL』OP曲バイラル首位 “王道アニソン感”で開いた新しい扉
加えて、ダンスパフォーマンスもこれまでと違うアプローチで、一人ひとりが指の先まで意識した、しなやかで滑らかな動きを見せる。ヒップホップ系のダンスが点の連続で線を成す描写だとするならば、「Endless Happy-Ending」のダンスは、メンバーそれぞれが優美な線を描き線を重ねるダンスだ。パフォーマーが一斉に、バレエのように背中を反って跳ねるシーンなど、バネを使った力強さも印象付けているのはお見事。全員が同じ反り方、ほぼ同じタイミングで着地する様子には、THE RAMPAGEというグループのチームワークを感じる。
さらにメンバー16人が右手で天を指し前進するシーンなどTHE RAMPAGEらしさもある。RIKU、川村壱馬、吉野北人の3人のボーカルの安定感も素晴らしい。3人とも低音域が得意なのではと思わせるが、高音も綺麗に聴かせていることに加え、ロングトーンの安定感が半端ない。最初から最後まで音量が一定のロングトーンを何度も響かせ、楽曲の開放感を後押ししている。ロックのビートへに対する言葉の置き方、そのリズム感も申し分ない。
そんな本作の中で最も注目してほしいのが歌詞だ。仲間、成長、絆、奇跡を信じる気持ち、未来を目指す終わらない物語……など、劇中の要素とTHE RAMPAGEのスタンスが見事にリンクしている。聴き込めば聴き込むほど、少し大げさに言えば、THE RAMPAGEマインドのレペゼンソングとさえ思うほどだ。7月に発売された前CDシングル『24karats GOLD GENESIS』で初のオリコンおよびBillboard JAPANのシングルウィークリーチャート1位を獲得したほか、9月には初の単独・東京ドーム2DAYSも大成功に収めたTHE RAMPAGE。10月30日にはCDシングルとして同曲をリリースする。加えて2025年春にはライブツアーを行うことも発表している彼ら。奇跡が軌跡になる瞬間が、これから目白押しだ。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2024-10-23
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