THE RAMPAGE ソロインタビュー Vol.4:龍 世界を目指す決意「メンバーからの信頼が大きな自信に」

THE RAMPAGE ソロ取材 Vol.4:龍

 2024年に結成10周年を迎え、ドーム公演『THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME』を大成功に終えたばかりのTHE RAMPAGE。16人によるEXILE TRIBE屈指のダイナミックなパフォーマンスの人気は海を越え、アジアでの公演も増えてきた今、リアルサウンドではTHE RAMPAGEメンバーへのリレーインタビューを企画。アニバーサリーを迎えた活動への素直な心境、メンバーとの思い出などを語ってもらった。第4回となる今回は、パフォーマーの龍が登場する。(編集部)

“グループに人生を懸けている度合い”が上がった

――アリーナツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 "CyberHelix" RX-16』、そしてドーム公演『THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME』の手応えはいかがでしたか。

龍:コロナ禍が明けた去年から今年は、僕たちにとって今後の活動に繋がる一番大切な時期だと考えていたので、アリーナツアーもドームツアーも、各メンバーが全てをかけて、僕らならではの価値を生み出せるように力を尽くしてきました。ダンスはもちろん、16人の絆や、16人だからこそ出せるパフォーマンスの勢いと厚み、会場のファンの皆さんと生み出していく“生”の空気感……そういうものが僕らの強みだと思うので、アリーナツアーではそこをさらに進化させられるように意識していましたね。そして、ドーム公演は僕らの歴史の中で大きな分岐点になりました。新章が始まるような、一段上のフェーズにスタートを切れた気がします。それくらい、自分にとっては大きなライブでした。

――THE RAMPAGEは結成10周年を迎えました。グループとして強く成長・進化を感じた瞬間はどんな時でしょうか。

龍:メンバー全員の“グループに人生を懸けている度合い”が上がった気がします。メンバーの覇気を感じると、僕もこのグループやLDHに人生を懸けて、もっと頑張らなければと気が引き締まります。

――10年間で、個人としての成長や変化を感じた瞬間も教えてください。

龍:自分の扱い方が上手くなりました。これまでの僕は超シャイだったんですけど、周囲にやりたいことを宣言して、やらざるを得ない環境を作ることを覚えました。あとは努力を積み重ねて、トラックメイクなど音楽的な部分でもメンバーからの信頼を得られたことは、大きな自信に繋がりましたね。

――10年の活動で、特に印象に残っているメンバーとのエピソードを教えてください。

龍:ドーム公演の後、(川村)壱馬さんの家でしゃぶしゃぶを食べながら、ライブの振り返りやグループの未来についてじっくり話をしたことが印象に残っています。(山本)彰吾さんたちもその場に参加していたんですけど、普段はあまり突っ込んで聞くことが少ない各メンバーの想いや思考、着眼点を知れて、改めて活動に対して気合いが入りました。シンプルに、「このグループの一員でよかった」と感じた瞬間でした。

――近年はタイや韓国など、アジアでの公演も増えてきています。現地でのライブの手応えや、THE RAMPAGEの受け入れられ方についてどのように感じていらっしゃいますか。特に印象深かったことと合わせて教えてください。

龍:海外の公演では盛り上がるポイントが日本と全然違うので、いつも新鮮な感覚がありますね。例えば、タイでパフォーマンスを披露すると、間奏のブレイク部分やBメロの構成で大きな歓声が飛んできたりと、ダンスの構成とそのクオリティの高さを味わっていることが多いです。日本とはまた違ったバイブスがあるので、本当におもしろいなと感じます。僕らとしても視野の広がる大切な経験になっているので、これからも曲や語学を準備しながら、海外公演の開催に積極的にチャレンジしていきたいです。

――これからTHE RAMPAGEに出会う新しいリスナーにおすすめしたい1曲、あるいはライブ映像は何でしょうか。理由と合わせて教えてください。

龍:2023年に開催した『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 “16”』のライブ映像です(THE RAMPAGE初のベストアルバム『"16SOUL" & "16PRAY"』に収録)。僕らの強みはやっぱりライブですし、ぜひ観てほしい。ツアータイトルに「16」という数字がついている通り、このツアーで披露したステージを全て観ていただければ、16人の仲の良さ、パフォーマンスの鋭さ、各メンバーのキャラクター、個性、得意なことまで全部わかると思います。

THE RAMPAGE / 16BOOSTERZ (LIVE TOUR 2023 “16” NEXT ROUND)
THE RAMPAGE / 24karats STAY GOLD (LIVE TOUR 2023 “16” NEXT ROUND)

――10周年の先へ進んでいくにあたり、これから目標に掲げていることを教えてください。

龍:グループとしては、いずれ単独スタジアム公演をやりたいです。でも、そこに行くためには、まだまだ半端ない努力が必要。各々のプロフェッショナルさが求められると思うので、個性やスキルをもっと磨いて、培ってきたキャリアをさらに極めていかなければいけないと感じています。

 個人としては、音楽プロデュースやDJの領域で、世界をフィールドに活動していきたいです。世界中のいろいろなアーティストや音楽関係者と知り合って、刺激をもらったり、コラボしたりしながらおもしろいクリエイティブを生み出して、ファッション性も兼ね備えているようなトラックメイカーになれたら。僕が世界に行けたら、きっとグループのためにもなりますし、LDHにも還元できるものがあるはずなので、これからも挑戦を続けたいと思います。

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