bokula.が巻き起こした「わや」な熱狂 最高の一体感とロックバンドのロマンが詰まったO-EASTワンマン

bokula.が巻き起こした「わや」な熱狂

 オーディエンスの力強いシンガロングが曲の中の主人公の背中を押すような「バイマイフレンド」を歌いながら、嬉しそうに相好を崩すえい。嬉しそうついでにドラムセットに近づいてスティックを奪いシンバルを叩いたりしている。そして曲が終わるところでは「本当だったらここで終わるんだけど、もう1回声を聴きたい」とふじいに2ビートを要求し、サビをもう1回おかわり。さらに声量を増したフロアを前にニコニコしながら「くっそー、負けそう、こいつらに!」と声を弾ませている。確かにその言葉どおり、この日のオーディエンスはまるで自分もbokula.の一員であることを証明するかのように、ずっと大きな声を出し続けていた。それが最高の景色を描き出したのが「愛してやまない一生を.」。ふじいが怒涛のビートを叩き始めた瞬間沸騰したフロアは、その熱を1ミリも失わないまま、曲の最後まで走り抜けた。その後、「こんな僕ですが、何卒」で本編は終了したのだが、この曲でバンドとオーディエンスがつながっていく感じはとても美しかった。えいが自分自身と向き合って描いた歌が当たり前のようにみんなの歌になっていくマジカルな光景。メンバー全員で歌うサビがたまらなくエモーショナルだった。「愛してるよ」というえいの最後の言葉は、この熱いライブの答えのように聞こえてきた。

bokula.ライブ写真

bokula.ライブ写真

 気分がよくなったえいは、アンコールでステージに戻ると「どうしてもやりたいことがある」とマイクの前で缶ビールをプシュッ。それをぐいっと呷ってみせると、フロアから羨ましそうな声が上がった。そしてここでこのライブ後の9月30日0時に新曲を配信することをアナウンスすると、その楽曲「ハートにハグしよう」を初披露。ホーンの音色とギターのカッティングがポップに弾む、bokula.の新境地だ。そのキャッチーさは、初見のはずのオーディエンスとのあいだでコール&レスポンスが成立してしまうほどだった。新曲初披露を無事終えると、あとはとことん楽しむのみ。「愛すべきミュージック」に「高鳴り」、そして「これがなきゃ終われない」(えい)と再びの「満月じゃん。」(しかも「かじくんが最後の音ミスったんで」と直後にテンポアップしてもう1回!)。最後にもう一度フロアを「わや」にして、最高の笑顔とともに4人はライブを終えたのだった。

■セットリスト
1.2001
2.不完ロマンス
3.足りない二人
4.涙ばっかのヒロインさん
5.溢れる、溢れる
6.ブルースカイ
7.満月じゃん。
8.最愛のゆくえ.
9.ルーツ&ワープ
10.マリーユース
11.夏の迷惑
12.怪火
13.青くね
14.若者が全て.
15.アブノーマル
16.いつ失ってもいいように.
17.バイマイフレンド
18.愛してやまない一生を.
19.群青謳歌
20.こんな僕ですが、何卒

En1.ハートにハグしよう
En2.愛すべきミュージック
En3.高鳴り

■リリース情報
デジタルシングル「ハートにハグしよう」
9月30日(月)配信開始

配信:TF.lnk.to/Heart_Ni_Hug_Shiyo
MV:https://www.youtube.com/watch?v=emLOm36S-7w

■ライブ情報
『RE:セイテンノヘキレキツアー』
1月11日(土)札幌SPiCE w/後日発表
1月13日(月祝)仙台enn 2nd w/後日発表
1月18日(土)名古屋CLUB QUATTRO w/後日発表
1月19日(日)金沢vanvan V4 w/後日発表
1月25日(土)広島CLUB QUATTRO w/後日発表
2月1日(土)大阪BIGCAT w/後日発表
2月2日(日)高松TOONICE w/後日発表
2月8日(土)福岡CB w/後日発表
2月11日(火祝)Zepp Shinjuku ※ワンマン

チケット料金:スタンディング 4,000円(D代別)
オフィシャル先行:9月29日(日)19:00〜10月6日(日)23:59
受付URL:https://eplus.jp/bokula/

■関連リンク
Official Website:https://bokula.jp
Instagram:https://www.instagram.com/bokula_official/
X(旧Twitter):https://twitter.com/bokula_bandmate

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