櫻井翔、timeleszの歩みを見守る男気 大切なタイミングに必ず足を運び贈る言葉
今、大きな変革期にいるtimelesz。長年親しまれてきたグループ名をSexy Zoneからtimeleszへ改名し、グループを牽引してきた中島健人が卒業した。そして新メンバーオーディション『timelesz project』の実施……と、誰も経験したことのない挑戦の時を迎えている。そんな彼らを温かく見守る先輩がいる。それが櫻井翔だ。
9月2日、松島聡がラジオ『timeleszのQrzone』(文化放送)にて、「timeleszとしては3人体制になって初めての全国ツアー(『We’re timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』)が無事、全公演終了しました」と切り出し、櫻井への思いを語った。
「僕らとしては『timelesz project』を発表した後に、みなさんにお会いしたのが、このツアーが初めてだったので。やっぱりどこか緊張感がありました」と、まずは率直なツアーの感想を述べた松島。すると同時に「きっとファンのみなさんもどんなふうにメンバーに会おうかと、それぞれ手探りだったところもあると思うんですけれども」とファンを気遣い、丁寧に言葉を紡いでいくところが実に松島らしい。
自分たちで決断した歩みではあるものの、それでも未踏の地を進むのは誰でも勇気のいるもの。しかし、その不安はファンの声援によって打ち消されたようだ。「初日にみなさんが大きな歓声とリアクションで迎え入れてくださって」「他の会場でも去年以上に盛り上げてくださって」と振り返りながら「その熱量を感じ取って、これから3人、来年になったら新メンバーと一緒にやっていく覚悟みたいなのを改めて決められた」と心境を明かした。
また、今回のツアーではセットリストに「挨拶まわり」のコンセプトが込められていたのだと語る。メンバーと話し合い「これまでSexy Zoneとしてやってきた楽曲と、timeleszとして新しく出させていただいた楽曲、あと“これからこういうふうに活動していきたいんです”っていう決意表明が、このライブで伝わったらいいなというところで。周年ライブに近いものを作らせていただきました」と続けた。
そして「やっぱりこういう大事な瞬間に嵐の櫻井翔くんは毎回来てくださるんですよね」と、櫻井の話に。後輩としては、尊敬する先輩にライブ会場に足を運んでもらえるだけでも心強いものだろう。だが、櫻井は「いろんなアドバイスをいただいて、それから変更してライブでやらせていただいたこともたくさんあります」と、細かくライブの演出を見つめ、さらにライブを良くするための助言を残していったというのだ。
そんなアドバイスのひとつが、ライブ序盤で歌われる楽曲「puzzle」で3人が向き合って歌う場面だったと、7月23日の最終公演MCにて菊池風磨が明かしていた。ライブを観た櫻井が「グッと来た。3人の思いが伝わった」とした上で、よりその思いが伝わるにはどうしたらいいかを考え「(3人で)目を合わせて歌ってよ、そしたらもっとグッと来る」と提案したようだ。そんな櫻井のアドバイスに菊池は「俺らもすごくグッと来た」と言い、佐藤勝利も「これだ!」と手応えがあったようで、櫻井に対して感謝を伝えていたのが印象的だった。