般若、D.O、Novel Core、Red Eye、Benjazzy……『BATTLE SUMMIT Ⅱ』優勝賞金2000万円は誰の手に?
MCバトルの大会『BATTLE SUMMIT Ⅱ』が、8月14日に東京 国立代々木競技場 第一体育館にて開催される。
今大会は、国内MCバトルシーンを牽引する『戦極MCBATTLE』、『凱旋MCbattle』、『SPOTLIGHT』、『口喧嘩祭』、『真ADRENALINE』、『KING OF KINGS』、『破天MCBATTLE』、『Red Bull Roku Maru』の8団体が選抜したラッパーがトーナメントでMCバトルを行うもの。執筆現在(8月8日時点)、Red Eye、Novel Core、OZworld、Leon Fanourakis、D.O、孫GONG、漢 a.k.a. GAMI、紅桜、J-REXXX、GASHIMA from WHITE JAM、SKRYU、MIYACHI、RYKEYDADDYDIRTY、般若、Benjazzyの15名の出場が発表されている。開催が近づくにつれ、「優勝は誰なんだ」「誰と誰が対戦することになるのか」と想像を膨らませているのは筆者だけではないはずだ。
本稿では、そんな今大会に出場するラッパーをピックアップして紹介する。
Red Eye
今大会の開催告知とともに1人目の出場者として発表され、MCバトルヘッズは彼の参戦に大きな歓声を上げた。
Red Eyeは2017年に開催された『BAZOOKA!!!第12回高校生RAP選手権』に出場し、独特なワードセンスとレゲエを彷彿とさせるフロウで観客や審査員を魅了、その名を全国に轟かせた。同大会の第16回では、見事優勝を勝ち取っている。勢いそのままに躍進を続け、今年5月にEP『YOMI』をリリース。2025年には日本人ヒップホップアーティスト史上最年少での日本武道館単独公演『Red Eye ONE MAN LIVE “少年A” in 日本武道館』の開催が決定している。また、近年では『THE HOPE』や『POP YOURS』といった大型ヒップホップフェスへの出場も果たしているなど、短期間で大きく成長を遂げた。MCバトルに参戦していた時代は、これから名を上げていく“期待の新人”としてのスタンスだったが、様々な経験を経てシーンのトップに躍り出た現在は、“若き王者”としての風格を漂わせている。この変化がバトルスタイルにどのような影響を及ぼすのか、彼のMCバトル復帰戦は要注目だ。
Novel Core
今年1月に日本武道館でのワンマンライブを成功に収め、今後も『SPACE SHOWER TV 35th ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2024』をはじめとしたフェスへの出演を控えているNovel Coreが、約3年ぶりにMCバトルのステージに足を踏み入れる。
彼のMCバトルにおけるスタイルは押韻、フロウ、どれをとっても一級品。振り返ってみても、2021年開催の『戦極MCBATTLE 第24章』でのCHICO CARLITOとの対戦では、元来彼が持っているインテリジェンスな佇まいに加え、確かな熱量を感じ取ることができるだろう。さまざまなステージを経て一回りも二回りも成長した彼のパフォーマンスは、もう誰も見て見ぬ振りなどできない。