KPOPブームの第一人者 KARA、本格カムバック ハラの歌声が収録された“6人完全体”「Hello」の想い
KARAが7月24日、最新シングル『I Do I Do』をリリースする。
KARAといえば、2000年代後半から2010年代にかけて、キャッチーなメロディラインの楽曲と、しなやかさがありながらも精緻でクールなダンス、唯一無二の華やかさを放つメンバーの魅力で大ヒットしたK-POPガールズグループ。日本にも大勢のファンがおり、少女時代とともに、現在の国内におけるK-POPブームの礎を作った先駆者といっても過言ではない存在である。
15年以上にわたってファンを魅了してきたレジェンド
ここで改めて、KARAの今日までの歩みをおさらいしたい。
KARAのデビューは2007年。3月29日にアルバム『the First Bloooooming』をリリースし、その長い歴史をスタートさせた。当時のメンバーはパク・ギュリ、ハン・スンヨン、キム・ソンヒ、チョン・ニコルの4人だったのを覚えている方もいるのではないだろうか。
その後、2008年にソンヒが脱退。それに伴い公開オーディションが行われ、ク・ハラとカン・ジヨンが加入し、5名体制での活動を開始した。同年12月に2ndミニアルバム『Pretty Girl』をリリースすると、収録曲「Pretty Girl」が韓国のヒットチャートで2位にランクイン。ここからKARAの快進撃が始まり、翌2009年には「Honey」でグループ初となる複数の音楽番組で1位を獲得した。そして、同年7月30日に2ndアルバム『Revolution』をリリース。このアルバムに収録された「Wanna」が音楽番組で1位を獲得すると、『Revolution』のダブルタイトル曲「Mr.」のメンバーのニコルが考案したヒップダンスの振り付けも流行を巻き起こした。当時の音楽シーンで活躍していた少女時代やWonder Girlsらとともに、韓国を代表する人気グループの仲間入りを果たし、誰もが認めるヒットメーカーとなった。
日本での正式デビューは2010年8月。シングル『ミスター』でデビューを果たすと、オリコン週間シングルランキング初登場5位にランクインし、2013年1月にはK-POPガールズグループ初の東京ドーム単独公演『KARASIA 2013 HAPPY NEW YEAR in TOKYO DOME』を開催。あたたかなコミュニケーションで日本のファンを大切にしながら、日本においても精力的に活動を続けた。
韓国内の選挙管理委員会の公報大使、K-FOODの広報大使、FIFAワールドカップの韓国代表への応援歌なども務め、一世を風靡したKARA。しかし、2014年にニコルとジヨンが事務所との契約満了をもってグループを脱退。代わりにホ・ヨンジがオーディションを経て加入するも、2016年初頭にギュリ、スンヨン、ハラが事務所との専属契約を終了し、事実上の解散状態に(メンバーは長年解散は否定していた)。
そして2022年9月、デビュー15周年を記念してグループの活動が再開された。KARA復活にあたっては、2014年に脱退したニコルとジヨンも合流し、ギュリ、スンヨン、ヨンジも含めた5名体制での活動となり、大きな話題を集めた。そして、同年デビュー15周年アルバム『MOVE AGAIN』をリリース。『2022 MAMA AWARDS』で約7年半ぶりのステージを披露すると、音楽番組で「WHEN I MOVE」が1位を獲得し、長い休止期間を経ても変わらない彼女たちの人気を証明した。
この復活のタイミングでは、約10年ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演を果たすなど、日本でも話題を集めていたことにも改めて触れておきたい。