timelesz、改名後初リリースEPが1位獲得 新機軸とグループらしさを両立した決意のセルフタイトル

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参考:https://www.oricon.co.jp/rank/ja/w/2024-07-01/

 2024年7月1日付(6月25日発表)のオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得したのはtimelesz『timelesz』で、推定売上枚数は99,525枚だった。ほか、トップ10圏内の初登場リリースとしては、3位Nornis『Tensegrity』(7,314枚)、4位FANTASY BOYS『MAKE A FANTASY』(7,246枚)、5位小片リサ『montage』(6,076枚)、6位マジカル・パンチライン『MAGiCAL BOX』(5,964枚)、7位アヴリル・ラヴィーン『グレイテスト・ヒッツ』(5,022枚)、9位Kroi『Unspoiled』(4,510枚)、10位EVNNE『RIDE or DIE』(4,391枚)だった。首位こそ10万枚近く売り上げているものの、2位は先週1位を獲得したリリース(なにわ男子『+Alpha』)の2週目、3位ですでに1万枚を割っている、などここしばらくでは比較的、というかかなり静かなチャートかもしれない。

 さて、今回取り上げるのは首位のtimelesz『timelesz』。2024年4月をもって旧グループ名のSexy Zoneから現在のグループ名に改名して以降、本作がはじめてのリリースとなる。その意気込みをまさしく反映するように、セルフタイトルのEPだ。

 Sexy Zoneは特にここ数作、ダンサブルなサウンドやレイドバックした軽やかなニュアンスのR&B(少し前の流行り言葉でいえば「チル」な……)も取り入れつつ、適度にトレンドに向き合ったポップで洒脱な楽曲を披露してきた印象が強い。この連載ではかつて2020年のアルバム『POP×STEP!?』を取り上げて概ねそんな評価をしている(※1 )が、それ以降のオリジナルアルバム2枚も同様の方向性と言えるだろう。

 しかし本作はちょっと様子が違う。全7曲、バラエティに富んだ曲調で、持ち前のポップさはそのまま。一方で、耳に馴染みやすいスムースさは抑えめだ。

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