GLAY、LUNA SEA、THE ALFEE……“伝説のライブ”再現など、大規模アニバーサリー公演に注目
キャリアを深めたバンドがその節目ごとに開催する大規模なアニバーサリーライブは、重ねてきた活動をファンとともに振り返る、祝祭感溢れた特別なライブとなる。昨年、サザンオールスターズがデビュー45周年を迎えて開催した『茅ヶ崎ライブ2023』や、B'zが開催した全国ツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』はまさしくアニバーサリーに相応しい祝祭感とスペシャリティに溢れたライブであったことが印象深い。今後も様々なバンドが活動の節目を祝うアニバーサリーライブを開催する。
今年30周年を迎えるGLAYは周年テーマに『GLAY EXPO』を掲げ、様々な企画を展開。『GLAY EXPO』はこれまで“GLAY独自のフェス”として開催してきた過去4回のライブに冠されたタイトルであったが、今年は本タイトルを1年間の活動テーマとし、年間を通して『GLAY EXPO』を表現する。
そのキックオフコンサートとして6月8、9日に埼玉・ベルーナドームで『GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025』を開催。この公演ではファンがリバイバルしてほしいツアーを今のGLAYが再現するといい、進化した演奏と演出でファンに届けるというコンセプトで開催される。ファン投票の結果、リバイバルされるライブは1999年7月31日に千葉・幕張メッセ 駐車場 特設ステージにて開催された『MAKUHARI MESSE 10TH ANNIVERSARY』に決定。いわゆる日本音楽史上に残る“伝説の20万人ライブ”として、GLAYファンだけでなく、音楽ファンの間でも今なお語り継がれるステージを、現在のGLAYが約25年の時を経て再現するその様に注目だ。
結成35周年記念全国ツアーを現在開催中のLUNA SEAは、そのグランドファイナルとして2025年2月23日に14年ぶりとなる東京ドーム公演『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR ERA TO ERA -THE FINAL EPISODE- LUNATIC TOKYO 2025 -黒服限定GIG-』を開催する。現在開催中のツアー『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 ERA TO ERA』では、過去のツアーの再現をテーマにしたセットリストが展開されている。
今回発表されたグランドファイナル公演の名前に冠された『LUNATIC TOKYO』は、1995年にLUNA SEAが初めて東京ドームでライブを開催した際の公演名。東京ドーム公演の詳細はまだ明らかになっていないが、ツアーのコンセプトと約30年の時を経て、再び『LUNATIC TOKYO』の名前が冠される意味を考えると、否が応でも期待が高まる。