リアルサウンド連載「From Editors」第55回:雨が降るなら踊ればいいじゃない ラッキリの野音を観た

リアルサウンド「From Editors」第55回

 「From Editors」はリアルサウンド音楽の編集部員が、“最近心を動かされたもの”を取り上げる企画。音楽に限らず、幅広いカルチャーをピックアップしていく。

結成10周年、野音ライブを観て

 Lucky Kilimanjaro(ラッキリ)の日比谷野外大音楽堂公演、『Lucky Kilimanjaro YAON DANCERS 2024 supported by ジャックダニエル』に参加してきました。今回の野音は彼らのバンド結成10周年を記念して行われたもの。ラッキリのライブといえば、曲間をインタールードでシームレスにつないでいくほぼノンストップのスタイルが特徴。今回も30曲以上披露されましたが、本当にあっという間の時間でした。彼らのライブでは、「ダンスは自由」「自由に踊りましょう」と、とにかく踊ることが提唱されますが、そのおかげもあって踊らないほうがちょっと恥ずかしくなってしまうくらいみんな踊りまくりです。

 あいにくの雨ではありましたが、雨に濡れながらも気持ちよさそうに踊る客席の姿は、平和そのもの。開放感も増して一層の盛り上がりを見せていました。彼らには「雨が降るなら踊ればいいじゃない」という曲がありますが、このマインドこそがラッキリの魅力でもあると思います。同じ状況を過ごすにしても、捉え方ひとつで楽しく過ごすことができるということ。ラッキリのダンスミュージックには、踊る楽しさとともにより気持ちよく日常を過ごすためのヒントがたくさん詰まっているのです。来年2月16日には初の幕張メッセ公演の開催もアナウンスされました。ここからさらにラッキリの輪が広がっていくことを楽しみにしています! 野音のライブの模様は後日レポートでお届けします。

Lucky Kilimanjaro「雨が降るなら踊ればいいじゃない」Official Music Video

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