美 少年、どんな曲も自分たちのものにするテーマパーク “六者六様”の世界観で満たした横浜アリ公演

美 少年、横アリ公演レポ

 3月16日、美 少年がアリーナツアー『美 少年 Arena Tour 2024 Gates+』をスタート。5月2日までの間に愛知、神奈川、宮城、福岡、大阪の5都市を回る予定だ。本稿では神奈川・横浜アリーナにて開催された3月30日昼公演の模様をレポートする。

 YouTubeの「Get Ready With Me」動画風のオープニング映像の後で、今回のツアーの名にふさわしく6つの“Gates”から煌びやかな衣装で登場した6人。幕開けするやいなや、勢いよく花道を駆け抜けセンターステージ、そしてバッグステージへと移動。息つく間もなく、アリーナをトロッコで回りながら「Cosmic Melody」や「Beautiful Love」などを含む5曲のオリジナル曲をパレード風にアレンジしたリミックスメドレーで会場を盛り上げた。

 挨拶のパートでは、メンバーの那須雄登が「イケメンでしょ?」「美少年でしょ?」と会場の歓声を煽る一幕も。その後、最初のソロ曲パートで那須はスモークの中からロングジャケットのフードを被って登場し「Think u x.」(藤ヶ谷太輔)で妖艶にパフォーマンス。金指一世は、センターステージに置かれたサンドバッグで特技のキックボクシングを披露。その後で「ichiban」(King & Prince)を自身が作詞したオリジナルラップを交えて力強く歌い上げた。

美 少年

 岩﨑大昇の伸びやかな歌声からスタートした「わたし」(SixTONES)では、会場に散らばったメンバーがコンテンポラリー風のダンスで魅了。続く、亀梨和也が作詞したオリジナル曲「ねぇ もっと」では、結成から約8年が経過し、歳を重ね、曲の世界観をどんどんものにしていく6人が少年から大人へと成長したことを感じさせてくれた。

 しっとりとした雰囲気から一変させた「オレンジkiss」(Snow Man)からはアリーナトロッコやリフターに乗り、会場をポジティブな空気感へと誘った6人。そのパートを締め括ったのは、新曲「魔法の夜」。ジャジーな曲調が印象的な同曲は、意中の相手をエスコートするようなフレーズと、〈ずっとずっとずっと好きだったよ〉などといった想いを隠しきれない少年のようなフレーズが入り混じっている今の6人にぴったりな楽曲だった。

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