与田祐希、ヤンキーキャラの絶妙なハマり具合と後輩思いの優しさ 齋藤飛鳥も伝えた“恩送り”の信念

 乃木坂46の与田祐希が、バナナマンがコント内で扮するフォークデュオ・赤えんぴつによるライブ『赤えんぴつ in 武道館』にて、思いもよらぬ活躍を見せた。

 乃木坂46は2月10日の公演にゲストの一組として出演。赤えんぴつが演奏する「恋ごころ」を途中から乃木坂46が「インフルエンサー」でジャックする形でステージに登場した。赤えんぴつ恒例の喧嘩のくだりは、「赤えんぴつ VS 乃木坂46」という構図に。口論から立ち上がっての喧嘩へと発展するきっかけを作ったのは、「今ここで決着つけたほうがいいよねえ!」と、ひとり足を組み、パイプ椅子の背もたれにべったり寄りかかった与田だった。ひーとん(日村勇紀)のタンクトップをビリビリに引き裂き(おそらく着脱式)、次の「風が吹く」ではおーちゃん(設楽統)のセリフパートの大部分を任されることとなった。与田はおーちゃんのすぐ隣のポジションということもあり、オフィシャルのライブ写真でも与田とおーちゃんがマイクを握るツーショットがセレクトされている。

 
 
 
 
 
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 はっきりと言えることは、バイオレンスな赤えんぴつの世界観にアウトローな与田がハマっていたということだ。想起されるのは、与田が出演した昨年11月公開の映画『OUT』。与田はヒロイン・皆川千紘として、伝説の不良・井口達也(倉悠貴)にガンつけられても物怖じせずにビンタを食らわすヤンキー役を好演した。今回のライブが与田をフィーチャした演出になったのも『OUT』での演技がきっかけにあるのは間違いないが、たとえばバナナマンもMCとして出演している『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で、『真夏の全国ツアー』のステージ裏でパイプ椅子にプロレスラーのようなヤンキー座りをしている与田の写真が公開されたり、2nd写真集『無口な時間』(光文社)のインタビューでは志賀島で育った与田が小学校時代に「木登りをしたり、男の子と戦いごっこ」をしていたと答えており、そういったヤンチャな部分を彼女は少なからず持ち合わせているはずだ。

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