Travis Japan 松田元太がバラエティで爪痕を残せる理由 グループの名を広めるための奮闘ぶり

 Travis Japan・松田元太が、2月10日に『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』、2月11日に『千鳥の鬼レンチャン 冬のスポーツ3時間スペシャル』(ともにフジテレビ系)と、人気バラエティ番組に立て続けに出演した。グループとしても昨年12月20日には1stアルバム『Road to A』を発売。年始にはアメリカの人気オーディション番組『America’s Got Talent』のスピンオフ『Fantasy League』にも出演し、現在は全国ツアー『Road to Authenticity』の真っ最中と、多忙を極める。そんな中、松田は個人でもテレビのバラエティ番組を席巻し、知名度を急速に上げている。

 2月10日放送の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』では、Snow Man・向井康二の人気コーナー「記憶忍者隊 マッサマン」に、松田は「マッサマン専属お助けヒーロー マツダマン」としてゲスト出演。掛け算の九九が言えないエピソードから、今や松田の代名詞となった「九九」のマントに身を包み、颯爽と登場するも、結局マッサマンを助けることができず、番組を大いに盛り上げた。前週2月3日には、茨城県行方市が全面協力して話題になった「廃村いけにえドッキリ」にもTravis Japan全員で出演し、松田としては2週連続での番組出演となった。いずれの放送も、彼のキャラクターを全面的に生かした企画となっており、番組スタッフの期待の大きさを感じた。

 また、2月11日放送の『千鳥の鬼レンチャン 冬のスポーツ3時間スペシャル』では、「400m走サバイバルレンチャン」に出演。日本代表を務めた元アスリートや、本格的なトレーニングを積むタレントと共に、松田はアイドル代表として参加した。12人中9位という成績だったが、本気の激走を見せ健闘した結果以上に、共演者の名前を言い間違えたり、最下位にも関わらず後続を確認するために振り返るなど、バラエティ番組としての面白さにも貢献した。同番組では、人気コーナー「サビだけカラオケ」に出演以来、MCを務める千鳥・大悟から、WEST.濵田崇裕と共に「阿呆」とツッコまれ、今や欠かせない存在となっている。

 Travis Japanのアメリカ留学から帰国し、全世界デビューを果たして以降、松田の日本でのテレビ番組出演は急速に増加。グループとしての歌番組出演はもちろん、『結婚予定日』(MBS)、『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(日本テレビ系)とドラマにも出演した。そんな中でも特に最近は、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)など、バラエティ番組で活躍しているイメージが強い。バラエティ番組での松田は、いわゆる天然キャラとして珍回答や謎行動を連発するだけでなく、凛々しい表情や、歌番組でのハイクオリティなパフォーマンス、ドラマでの幅広い演技など、アイドル、エンターテイナーとして多くの才能を見せるからこそ表れるギャップの激しさに、唯一無二の面白さがある。こうしたギャップが、松田が今、これだけバラエティ番組で重用されている理由の一つだろう。

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