村上信五、関ジャニ∞として最後の選曲の“らしさ” 笑顔で迎えたSUPER EIGHTへの第一歩

 2月4日、関ジャニ∞がSUPER EIGHTに改名した。今年デビュー20周年を迎える彼らの大きな節目となった今回の出来事。直前となるラジオ放送で村上信五が、現在の心境を語っていた。

 2月3日にオンエアされたラジオ『村上信五くんと経済クン』(文化放送)では、番組冒頭に坂口愛美アナウンサーから、この収録の放送が改名発表の前日になることが伝えられた。すると、村上は意外にも「あ、明日やっけ? 明日変わんねんな」と淡々としたリアクションを見せる。

 さらに文化放送としては村上が“関ジャニ∞”として出演するのが最後だと伝えられると「ありがとうございました! 関ジャニ∞としては、ありがとうございました」と、かなりサラッとした印象に。

 また、せっかくなのでラストに「関ジャニ∞の村上信五です」と挨拶をしてほしいというリクエストにも「関ジャニ∞村上信五でした」とナチュラルに過去形にしてみせるなど、リスナーが思っていたよりもライトな対応で笑いを誘った。

 そして「我々としては結構前に話をしたから。もう早いことやるんやったら次の名前で行きたいんですけど。こっちはもう気持ち切り替わってて……なんですよ!」と続ける。約20年慣れ親しんできたグループ名にはもちろん愛着はあるけれど、どうやらもうSUPER EIGHTとして前を見据えるのみ、といった様子だった。

 50thシングルとなる新曲『アンスロポス』のリリースに、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への出演、さらに丸山隆平との新たな舞台『らふらふ ~Rough-Laugh~』の始動など、立て続けに動きがあったが、それも「いろいろ改名のタイミングを狙って“この日!”とかじゃなくて、結果的にそこになっちゃったってだけで。あんまり、すっごい重いメッセージはこもってないので」と明かす。

 そう軽やかに話す村上に、改めて“らしさ”を感じずにはいられなかった。きっと、この改名の裏側にはたくさんの悩みや不安があっただろう。けれど、決めたからにはその重苦しさは微塵も感じさせない。その潔さが周囲にも伝わって、心が軽くなる。そして何か面白いことに繋がっていくのではないかとワクワクさせられるのだ。

 番組では、さらに「我々の気持ち、一番わかりやすい曲でいかせていただきますね」と「ワッハッハー」を選曲した村上。放送を受けて、この曲を手掛けた竹森マサユキが公式Xにて「曲を作った時、関ジャニ∞さんの存在意義を僕なりに悩み考えて歌詞を書いたので、 村上さんにそうやって受け取っていただいたのすごく嬉しいです」(※1)とコメントを寄せていた。〈君のあくびが僕にうつるように この笑顔もつながると思うんだ〉と歌う「ワッハッハー」は、今の彼らにピッタリとハマる。もちろん、彼らの歩みだって山あり谷ありだった。『THE FIRST TAKE』で披露した「 大阪ロマネスク」についても、「浸れる思い出がめっちゃ多いから」と話していたのが印象的だった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる