櫻坂46、8thシングルは未来を見据えたフォーメーションに? 山﨑天が2度目のセンターへ
そんな山﨑の脇を固めるのが森田ひかると藤吉夏鈴のセンター経験者。まさに盤石の布陣である。意外なことに3人だけでフロントに立つのは今回が初めてであり、3人のが織りなす化学反応が今から楽しみだ。その一方で、今回は一期生からは一人も選抜入りしていない。あくまでも筆者個人の推測にはなってしまうが、このことからわかるのは、「何歳の頃に戻りたいのか?」は未来を見据えたフォーメーションであるということだ。櫻坂46を常に前線で支えてきたセンター経験者の森田、藤吉、山﨑という3人をフロントに起用したこともその表れだろう。
2列目に目を向けてみると、左から守屋麗奈、山下瞳月、田村保乃、谷口愛季というセンター経験者、フロント経験者の村井優という並びに。山下と谷口は、前作『承認欲求』で三期生初のフロントメンバーとして高いパフォーマンス力を証明済みだ。また村井は持ち前のダンススキルだけではなく、最近はバラエティでも光るセンスを発揮しており、オールラウンダーとしての期待も高い。さらに、森田、藤吉、山﨑の後ろから顔を覗かせる田村の存在感が本作では鍵になることが予想され、今からどんなフォーメーションダンスが披露されるのか楽しみだ。
3列目で注目したいのは初選抜となった的野美青だ。櫻坂46の最年少メンバーでもある彼女は、『そこさく』において小林由依に溺愛されたり、しゃくれ顔を披露したりと、年相応の無邪気さが魅力。1月16日に豊洲PITで開催された『7th Single BACKS LIVE!!』では「半信半疑」でセンターに立ち、色っぽい表情で魅了する姿には最年少ながらとてつもないポテンシャルを感じた。また、2作ぶりの選抜入りとなった井上梨名は『承認欲求』のカップリング曲「確信的クロワッサン」で自身初のセンターを務め、『7th Single BACKS LIVE!!』では座長として大きな責任を引き受けてきた。座長経験を経てグループに還元できるものも多いはずだ。
ティザー映像における「新・櫻前線」というキャッチフレーズからもわかるように、今作のテーマの一つは世代交代であることが明示されたように思う。欅坂46時代から見てきたファンにとっては、グループの歴史を知る一期生が表題曲を歌うことができないという事実を受け入れ難いかもしれないが、これも櫻坂46が今の勢いを継続して、未来へとつないでいくための一歩。2024年は誰もまだ見たことのない新たな櫻坂46の姿を見せてくれるはずだ。
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