Sexy Zoneはどんな困難も乗り越える 中島健人卒業発表直前、ラジオからも見えた絆
Sexy Zoneというグループ名としては最初で最後の3大ドームツアーとなった『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 Chapter II in DOME』。1月7日放送のラジオ『VICTORY ROADS』(bayfm)では、佐藤勝利が寄せられた多くの感想に答える形で、その舞台裏について明かしてくれた。
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「年明け1発目ということで、今年もよろしくお願いします。収録的には全然前ですね。年明け前に録ってるので、そこだけご了承ください」と笑いながらスタートした、この日のオンエア。4歳の娘と共に「勝利くん、いつもありがとうございます」とメッセージを込めた手作りウチワを持って大阪・京セラドームに参戦したというリスナーのお便りを読み上げると、「そうだ、覚えてる!“なんか感謝された!”と思って」と思わず反応する。今回のツアーは全7公演で約33万5000人を動員したと言うが、それだけ多くのファン一人ひとりに目を配っていると思うと、「さすが」の一言だ。
そして福岡・PayPayドームに足を運んだというリスナーからは「スキすぎて」が“キャバクラのシャンパンコールver.”というハジけた演出になり、「あのかわいい原曲からのギャップが大きすぎて、しばらく『スキすぎて』だと気づきませんでした」「大人になったな〜としみじみ感じました」という感想が届く。すると、佐藤も少し笑いながら「そうだね。“大人になったな〜”もそうだけど、“どう変わってくれてんねん”みたいなこと(笑)。変わり方がすごい」と自らツッコミを入れずにはいられない様子だった。
また今回のライブではAI採点のカラオケチャレンジをするという斬新な演出も取り入れていたSexy Zone。披露されたのは、最新アルバム『Chapter Ⅱ』に収録されているエモーショナルなラブソング「せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい」だった。そんな情緒たっぷりな曲で、高得点を狙うというバラエティ要素を踏まえた攻めのスタイル。歌唱力への自信と、メンバーの団結力、それを見守るファンの一体感が感じられる演出は、今の彼らだからこそできることだろう。
そんなオリジナリティあふれる演出について「まあ、難しいんだよね。機械で点数を判断してるから。あの機械用で点数をどう取るかみたいなことを知っていかないと点数が上がらないところもあったりとか。ドームの反響の音も結構入るみたいで。そこもなかなかカラオケの環境とは意外と違ったり……」とライブ環境でカラオケ採点企画をする難しさに触れつつ、「だから、あの“全然カラオケで点数超えられるじゃん”って思った方は、ぜひドームを借りていただいて(笑)」とスターならではの冗談を飛ばしてみせた。
さらに、佐藤のソロ曲「雨に唄えば」でライオンの着ぐるみに身を包んで登場したこともファンを喜ばせた演出だった。そして、この日のラジオではその演出は菊池風磨からの提案だったというエピソードも明かされ、ファンをさらに笑顔にさせる。「“着ぐるみ使ってみたら?”みたいなのがあったから、風磨くんから。そしたら、着ぐるみ使った登場の仕方とか、曲のつなぎ方とか、ああいう感じだよねって感じ(笑)」と、いつも丁寧に説明を心がける佐藤が珍しく照れくさそうに言葉を端折っていく。その行間に菊池と微笑ましい会話が繰り広げられていたのではないかと想像が掻き立てられる。
また、佐藤から松島聡のソロ曲へとつなぐ部分も、少し苦労したところだと明かしながら「基本的に聡ちゃんが言ったアイデアに、ちょっと“こんな感じも足したら?”みたいな感じ!」と、そこでもメンバー間での意見のすり合わせがあって作り上げられたものだと伝わってきた。