生田絵梨花は乃木坂46卒業以来の出場に JO1、SEVENTEEN、新しい学校のリーダーズら『紅白』会見&リハレポ

 本日12月29日より、12月31日放送の『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合/以下、『紅白』)リハーサルが行われている。出場アーティストたちの会見とリハーサルの模様をお伝えする。

緑黄色社会

 会見のトップバッターを飾ったのは、2年連続、2回目の出場となる緑黄色社会。高校生チアリーディング部、そして吹奏楽部の総勢77名と「キャラクター」を披露する。もともとボリューム感溢れる、弦楽器のアレンジが入ったこの楽曲に、チアリーディング部のパフォーマンスと吹奏楽部の音色が加わることにより、「また違う風が吹いた感じがして、心が躍るような素敵な『キャラクター』になった」と長屋晴子(Vo)は語る。また、穴見真吾(Ba)は、三山ひろしの「どんこ坂~第7回 けん玉世界記録への道~」でけん玉のギネス世界記録に挑戦するメンバーの一人として参加。けん玉検定1級を持つ穴見は、昨日出演した音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 23/24』の楽屋でも練習をしていたと緊張の面持ちで意欲を示す。

生田絵梨花

 特別企画として出場する濱家隆一(かまいたち)と生田絵梨花によるダンスボーカルユニット・ハマいくは、去年11月にリリースし、SNSで大きな反響を呼んだデビュー曲「ビートDEトーヒ」を披露する。会見に一人登場した生田にとっては、2年前に乃木坂46として出場して以来の『紅白』のステージとなる。ハマいくが始動した当時、冗談混じりに『紅白』を目指そうと話していたことが現実となり、今回出場が決まって、濱家とハイタッチを交わしたと生田は明かす。また、生田は「ディズニー100周年スペシャルメドレー」の中で、「ウィッシュ~この願い~」を歌唱。生田がヒロイン・アーシャの声優を務めるディズニー100周年記念の映画『ウィッシュ』の劇中歌だ。今年はディズニーの存在が大きく、人生の大きな夢が叶った嬉しさの一方で、どうしたらその夢が届けられるかを考えた2023年だったと振り返る生田は、「ウィッシュ」の初披露など、その一つひとつが大きな“山”だったと話し、『紅白』でのステージは“エベレスト級の山”であると当日にかける意気込みを語る。

新しい学校のリーダーズ

 新しい学校のリーダーズは、“首振りダンス”がSNSのトレンドをさらった「オトナブルー」で初出場、そして紅組のトップバッターを飾る。マスコミ向けに音合わせの模様は非公開ということで、その内容について質問が飛ぶと、SUZUKAが「首振りを4人だけでするのも寂しい」と、曖昧にしながら上手く答えていた。来年1月9日には日本武道館公演が控えている4人。来年の目標を聞かれ、代表してSUZUKAが武道館でのライブをスタートにしながら、「今年より大きなステージでパフォーマンスができたら」と日本のみならず海外でのさらなる飛躍を視野に入れていた。

乃木坂46

 乃木坂46は、5期生の井上和がセンターを務める「おひとりさま天国」で9回目の出場を飾る。「おひとりさま天国」は今夏開催された『真夏の全国ツアー 2023』をはじめ、音楽番組など、様々な場所でパフォーマンスしてきたグループにとって今年を代表する楽曲。井上は「ファンのみなさんからのパワーだったり、会場でもらった力を思い出しながら、今年の最後に『紅白』で全国のみなさんと盛り上がっていけたらいいなと思います」と意気込む。また、2023年は山下美月が連続テレビ小説『舞いあがれ!』、遠藤さくらが『らんまん』、久保史緒里が大河ドラマ『どうする家康』(それぞれNHK総合)にそれぞれ出演した、俳優としても飛躍の年だった。山下は役名である「久留美ちゃん」と呼ばれる機会が多かったと振り返りながら「乃木坂46をもっと知っていただける機会になればいいなと思います」、久保はNHK放送局での撮影の日々を懐かしみながら、「この場所で乃木坂46のみんなと今年の締めくくりを迎えられるのは嬉しく思います」と笑みを見せた。

JO1

 2年目の出場となるJO1は、「NEWSmile」で白組トップバッターを務める。川西拓実は隣に大物出演者がいたとリハーサルでの様子を振り返った。坂本冬美「夜桜お七」のステージではBE:FIRSTのメンバーとのコラボパフォーマンスとして、JO1から川尻蓮、川西、佐藤景瑚、豆原一成が参加する。川尻は演歌で踊ることが新しい経験になると意欲を示しつつ、リハーサルはまだだという坂本に会って聞いてみたいことに「好きな食べ物」を挙げ、それにメンバーが口々に「気になるね!」とリアクションしていた。ドーム公演、アジアツアーと飛躍の1年だった2023年を振り返りながら、代表してリーダーの與那城奨は「いろんな国に行って僕たちのことを知ってもらえるように、ライブをしていきたい」と来年の目標を語った。

SEVENTEEN

 初出場となるSEVENTEENは、日本2ndシングル曲「舞い落ちる花びら (Fallin' Flower)」を披露する。この楽曲は美しさ、しなやかさ、強さを持ったダンスの振付がポイント。HOSHI(ホシ)は「今年1年を締めくくるという意味で、この年末にCARAT(SEVENTEENのファンの総称)のみなさん、そして視聴者のみなさんによい姿をお見せできるよう一生懸命準備をしましたので、期待してほしいと思います」とコメント。怪我のため活動休止中のS.COUPS(エスクプス)、JEONGHAN(ジョンハン)はステージに立つことはできない。SEUNGKWAN(スングァン)は「“完全体”で出場できないということで残念に思っておりますけれども、残りのメンバーたちが2人がいない分を埋めるために一生懸命努力をしてきました。そして、2人からは『頑張ってね』『観ているね』『応援するね』と言ってくれましたので、大丈夫だと思っています」と明かす。また、VERNON(バーノン)が、三山ひろし「どんこ坂~第7回 けん玉世界記録への道~」でのけん玉のギネス世界記録に参加することが発表されており、「自分でもけん玉を買いまして、部屋でもずっと練習を続けています」と意欲を燃やしていた。

純烈

 今年で6回目の出場となる純烈は、新体制として初のシングル曲「だってめぐり逢えたんだ」を披露。「だってめぐり逢えたんだ~NHKプラスver.~」として、いくつものQRコードが現れるステージを展開する。今年1月1日より純烈に参加した岩永洋昭にとっては初の『紅白』となる。長崎県波佐見町出身の岩永は、役場に懸垂幕を掲げられるほどに「町が大騒ぎになってる」と喜びを噛み締めながら、「生まれ育った町のみなさんをはじめ、全ての方々に喜んでもらえるように精一杯やるだけです」と当日に向けての思いを口にした。

JUJU

 2020年以来3年ぶり、2度目の出場となるJUJUは、テレサ・テンの名曲「時の流れに身をまかせ」を歌唱する。昭和歌謡のカバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~ 『帰ってきたママ』にも収録されている、JUJUにとって今年を代表する1曲だ。テレサ・テンが自身にとっての原風景でもあるという彼女は、サビに出てくる〈あなた〉という歌詞について、「私にとっては普段JUJUを聴いてくださっているみなさんなので、そのみなさんに対して〈いまは あなたしか 愛せない〉っていう気持ちを伝えられたらと思いますし、子供の頃に自分が聴いていたテレサ・テンさんの曲、そして今この曲を歌わせていただけている自分を重ね合わせると、心にグッとくるものがあります」とコメントしながら、「聴いたみなさんがそれぞれに〈あなた〉を思い浮かべられるように頑張って歌いたいと思います」とアピールした。

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