KAT-TUNの2023年を振り返る SNS開設、ソロ公演、漫画家デビュー……三者三様の個人活動
2023年のKAT-TUNを振り返ると、今年は2月に11作目となるアルバム『Fantasia』をリリースし、亀梨和也の誕生日である2月23日からは全国アリーナツアー『KAT-TUN LIVE TOUR 2023 Fantasia』が開幕。5月までKAT-TUNのステージを全国に届けた。さらに、元旦にInstagramを開設した亀梨を皮切りに、2月14日のバレンタインデーには上田竜也がInstagramを、KAT-TUNのCDデビュー記念日である3月22日には中丸雄一がX(Twitter)とInstagramを開設と、SNSを筆頭にソロ活動にも注目が集まっていた。
亀梨のInstagramでは、日常や仕事での一コマを捉えた画像を多く投稿。写真集のようなアーティスティックなショットもあれば、スタイリッシュさはそのままに、“ハッシュタグ芸”ともよべるユーモアに溢れる文言でも楽しませている。
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亀梨については今年、後輩の大規模なステージの演出を行うなど新たな挑戦もみられた。7、8月に行われたジュニア総勢200人が出演する『ALL Johnnys' Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』では、自身の経験とセンスを活かし、煌びやかな世界を演出。まだステージ慣れしていないメンバーもいれば、カラーがはっきりしているユニットもあるなかで、個性とジュニアとしての一体感とを融合させた演出で魅了した。
筆者がライブレポートを担当した際に、登場するグループやメンバー、ユニット、曲目を記すだけでもかなりの時間を要した。200人規模を束ねあげ、さらに様々なコンセプトを設けたステージでファンを魅了するという手腕、そして準備期間を想像するとその凄さに慄いた。
そんな大仕事を担いつつも、アニメ『ハートカクテル カラフル』(NHK総合)では初の声優に挑戦。また、12月公開の主演映画『怪物の木こり』では、冷血非情なサイコパスの弁護士という難しい役どころを好演。また、個人でのYouTubeチャンネルを始動させ、さらには12月29日にBillboard Live TOKYOにて単独ライブ『Inside 23 experiment No.0』が予定されている。2017年にソロツアーを開催しているが、今回は通常とは異なるフィールドなだけに、どんなプレミアムな一夜を届けてくれるのか期待が高まる。2024年もドラマ『大奥』(フジテレビ系)で時代劇に初挑戦するほか、早くも4月期にはドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)と、2期連続ドラマ出演が決定している。“次のお知らせ”が途切れない亀梨。さらなる飛躍の一年となりそうだ。