IMP.『D.U.N.K. Showcase』出演は未来へ繋がるステージに デビュー後初ライブを振り返る
彼らにとって、未来への扉をひとつ開けた日になったのではないか。
IMP.が、京セラドーム大阪で開催された『D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA』に出演した。
『D.U.N.K. Showcase』は、SKY-HI×日本テレビによるプロジェクト『D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-』の一環で行われた音楽フェスである。イベントには主催者のSKY-HIをはじめ、Travis JapanやBE:FIRST、&TEAM、ATEEZなど、所属事務所や国境を越えたアーティストが出演。12月2日と3日の2日間にわたって開催され、IMP.は初日の1組目、イベント全体のトップバッターを務めた。
IMP.にとって、この日が8月のデビュー以降初のライブステージとなった。出演にあたり、影山拓也は「IMP.らしく魅せるパフォーマンスで挑みたいと思います。そして、皆さんと楽しい時間を共有できるよう僕たち自身も楽しもうと思います」とコメントを寄せていた。椿泰我は「僕たちIMP.を知ってもらえるチャンスにもなる」と、事前に『D.U.N.K.』のオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された動画で話していた。彼らの言葉からは、出演への喜びや、初ライブに懸ける強い意気込みが読み取れた。
また、以前から7人を応援してくれているファンに対しては、“再会”を意味するステージだったことも忘れてはならない。この日、彼らが1曲目に披露したのはセルフタイトル曲「IMP.」だった。この曲を最初に持ってきたのは、名刺代わりという意味もあるとは思うが、待っていてくれたファンへ〈I promise もう二度と離さない〉と誓うためでもあったように感じられる。今回のステージは、彼らにとってそんな重要な意味を持つものだったはずだ。
ステージで届けられたのは全4曲。2曲目に「SWITCHing」を披露し、3曲目の「CRUISIN'」ではSKY-HIがラップで参加した。コラボレーションで届けられた「CRUISIN'」は、「幾多のダンス&ボーカルグループ(アーティスト)が垣根を越えて、日本から世界に発信していく」という『D.U.N.K.』のコンセプトを体現するものだったのではないだろうか。
そして、最後に披露されたのが12月8日にリリースされた4thデジタルシングル「I Got It」である。このステージの模様は、イベント同日にオンエアとなった『ベストアーティスト2023』(日本テレビ系)でも一部放送された。妖しげなオルゴールの音色が響くイントロに始まり、サビの〈Don-Dili-Don-Don Dili-Dili-Don-Don Take it〉〈I got it got it got it〉のフレーズが中毒性を放つ、ミステリアスな雰囲気の「I Got It」。これまでの楽曲とはまた違ったテイストで、彼らの新しい一面を垣間見ることができる。フル尺の放送ではなかったものの、その映像からはたしかな歌唱力とダンススキルを持つ7人の気迫に満ちたパフォーマンスが伝わってきた。