2024年のK-POPはよりマニアックな楽曲が求められる? ガールズグループシーンで起きている変化
2022年に登場したNMIXXも同様のケースがあった。もともと凝ったサウンドメイクで定評のあるガールズグループだが、今年の夏にリリースしたAOR的な感性あふれるエレクトロポップ「Roller Coaster」が、ファンのみならずコアな音楽リスナーの間で評判に。この曲は彼女たちのミニアルバム『A Midsummer NMIXX’s Dream』の先行公開曲だったにもかかわらず、同作のリードトラックで従来のグループのイメージを踏襲した「Party O'Clock」よりもチャートアクションが良かったのだ。
以上のような具体例を通して、2023年のK-POPシーンはよりマニアックな楽曲を聴き手が求める傾向が強まってきたと思っていたところ、YOUNG POSSEの登場によって、それが確信に変わった。もちろんガールクラッシュやレトロ、エキゾチックといった人気のキーワードは今後もK-POPグループのヒットソングの必須アイテムとして残るだろう。そこにYOUNG POSSEのような勢力が新たなアイテムを付け足してくれるーー2024年のK-POPシーンは個人的にはこうなると予測しているのだが、いかがだろうか?
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