岸優太、Number_iでも無二のキャラクター発揮? 笑顔と親しみやすさの裏にあるひたむきな姿

 10月15日に「Number_i」のメンバーとして活動をスタートした岸優太。同日にはX(旧Twitter)のアカウントを公開し、「X始めました!!!」「岸ですよろしくおねがいします!!!」と感嘆符「!」を多めに使いながら自己紹介文を投稿。これには現在までに39万件のいいねが寄せられるなど、初投稿から大きく注目を集めた。

 かねてから岸の綴る文章には反響が寄せられており、“岸構文”、“岸くん構文”として親しまれてきた。ファンのみならず、SNSを持つ企業アカウントにまで波及するなど、テキストでも人々に笑いをもたらしてきた。

 岸はグループ活動に加えて、これまで単独でもドラマに映画、舞台、バラエティ番組などに出演してきた。特にバラエティ番組では、会話のラリーからたくさんの笑いを振りまき、多くの共演者たちからかわいがられてきた印象だ。特に、かつての先輩たちとの共演では、その愛され具合が加速。『ニノさん』(日本テレビ系)で、岸が“自宅で30秒で作れるうどんレシピ”を紹介した際には、料理そのもののみならず調理をする姿からも笑いを誘い、最後には誰もが予想だにしないハプニングを巻き起こし、共演者に加えて視聴者をも笑いで泣かせるほど、強烈な爪痕を残したこともある。これも岸のキャラクターがなければ成立しなかったと言えるだろう。

 一方で、バラエティ番組などで見せる姿からは想像のつかない、真剣な眼差しも見てきた。かつて放送されたドキュメンタリー番組では、岸が主演を務めた舞台の裏側に密着。そこに映っていたのは、目の前の仕事にまっすぐに、そして集中しすぎと言っても過言ではないほど、真剣でひたむきな岸の姿だった。

 岸は2009年から芸能活動をスタート。比較的早い段階からユニットメンバーとして活動したほか、先輩の舞台にも出演し、特にロングラン上演されてきた舞台『Endless SHOCK』シリーズでは、当時10代とはいえ体力的にもハードだったと明かしたほか、岸自らも先輩の背中を見て学んでいったことが当時のインタビューから伝わってきた。回数を重ねるごとに成長していく姿は、清々しいものがあった。若手の誰もが出演できる舞台ではないだけに、岸が抜擢された理由は、のちの彼の軌跡をたどると説得力が増していく。

 2013年に『仮面ティーチャー』でドラマ初出演を果たし、翌年にはドラマ『近キョリ恋愛 〜Season Zero〜』にも出演。2015年には『お兄ちゃん、ガチャ』(いずれも日本テレビ系)で連続ドラマ初主演(W主演)と、俳優としても着実に作品を積み重ねていく。2019年、2020年は帝国劇場で上演の舞台『DREAM BOYS』で座長として劇場の0番に立つなど、着実にキャリアを積んできた。

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