岸優太、平野紫耀&神宮寺勇太との再会を経て「Number_i」として見つめる未来とは? 3人の新たな出発に寄せて

 今後について、平野からは「コンサートはやっていきたいよね」と、真っ先に出たのがコンサートという言葉だった。「僕たちらしいものを詰め込んで」「ファンのみなさんとの距離感をもっと縮めたい」と語ると、あとのふたりも同調。岸は「音楽を追求して、新たな自分と出会いたい」と語った。「誇れるものを作りたい」と言う平野に、神宮寺も「曲を先に聴いて、これ歌ってる人たち、パフォーマンスしてる人たち誰なんだろうって調べた時に、Number_iでしたってファンになってくれるのもすごい嬉しいじゃん」と話した。

 かねてから歌にダンスにと鍛錬を積んできたのに加え、神宮寺はライブの演出を、平野はコレオグラフ、岸はライブのコーナー企画を手がけるなど、それぞれがクリエイティブ面でも携わってきた。過去にはライブ映像の特典映像でスタッフと話し合う姿が映し出されたり、ドキュメンタリー番組ではスタッフが休憩を勧めても岸が練習をやめず、神宮寺が声をかけてようやくその足を止める場面が映し出されるなど、メンバーそれぞれのストイックな姿も目にしてきた。

 平野が「これからどんなグループになるのか」と期待を膨らませながら、「ファンのみなさんと苦楽を共にしたい」「泥臭い俺たちも見てもらいたい」と語った。見守る側としても、これまでと少しスタンスを変えなければ……と意識するようなひとことだったのではないだろうか。

 同時視聴者数67万と多くの人が見守るなか、新たな門出を迎えた3人。SNSでは、さまざまな意見が飛び交っているのも事実。彼らもそれぞれSNSアカウントを開設しており、当然それらを目にしたこともあるだろうし、ある程度は想定していた部分もあっただろう。しかし、3人が笑顔で合流し決意を語る姿はもちろん、生配信の最後に深々と頭を下げた平野の姿は、そうした一切合切を受け止めながらも、「それでもやっていくんだ」という決意や覚悟のようにも思えた。

 楽曲リリースを起点にすれば現在は準備段階にある。新しいエンターテインメントの形とは、Number_iの音楽やパフォーマンスを通して3人が表現したいものとは、そして3人が目指す先は――きっと多くの人がさまざまな思いを抱きながら注目しているに違いない。土壌を整え、種をまき、Number_iがどんな景色を見せてくれるのか。芽吹き、そして花を咲かせるその日を待ちたい。

緊急生配信!! /Number_i

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