ナインティナイン 岡村隆史、目標は「好きな司会者ランキング」入り 新音楽バラエティ『週刊ナイナイミュージック』スタート
ナインティナインの矢部浩之、岡村隆史がMCを務める音楽バラエティ番組『週刊ナイナイミュージック』(フジテレビ系)が、10月11日23時より放送開始となった。同番組のコンセプトは、矢部が編集長、岡村が記者となった「架空の音楽雑誌」。最新の音楽情報からアーティスト情報、ナイナイとのアーティストトーク、アーティストによるパフォーマンスなど、多彩な切り口のコーナーを雑誌感覚で楽しめる番組だ。
今回、同番組のメディア向け取材会が、9月20日にフジテレビ本社にて行われた。本稿では、矢部と岡村が登壇した取材会の様子をレポートする。
番組収録の合間を縫って会場に登場したナインティナインの2人。初収録の感想を聞かれると、矢部は「楽しくやらせていただいております」「特にアーティストの方は接点がないので、新鮮で」と、笑顔で収録の所感を回答した。岡村は2022年に第一子が誕生したことに触れ、「アンパンマンとか、そういう曲ばかりが家で流れるようになっているなか、こうやってアーティストの方と会って、そういう人たちの曲が聴けるということが、家で聴いていても仕事の一環ですので。子どもが泣いても音楽を聴けるというのが、嬉しいなと思ったりしています」とコメントした。
続いて記者より、番組で今後取材してみたいアーティストについて尋ねられると、矢部は「サザンオールスターズ」と即答。「小さいころから大好きなんで。もし出演していただけたりしたら、ちょっと緊張しますよね。でも、そういうときは、聞きたいことを全部聞こうと思ってます」と前のめりに語った。一方の岡村は「矢沢さん」と、矢沢永吉の名を挙げた。その理由としては、以前岡村が訪れた焼肉屋で、実は近くの席で矢沢が食事をしていたことがあったからだそうで、「オーラを切ってはったらしくて、気がつかなくて。(矢沢が)帰ってから知って」「一度お会いしてみたいなと思ってます」とコメントした。
また、コンビでは久しぶりの冠番組ということで、2人でMCに就任する感想についても質問が。矢部は、今回の番組ではコンビで普段担っている役割とは変わることに触れ、「岡村さんが進行してるんで、それが新鮮で。岡村さんが緊張してるなって思います」「抜粋ちゃん(天の声)が僕をいじってくる」「そういうのも楽しみながらやってるんですけど」とコメント。それを受けて岡村は、今回の番組収録時の“緊張エピソード”として、芸歴30年にしてカメラへの目線が分からなくなり、「ちょっとパニックになった」と告白。しかし、番組の進行を務めたことで新たな目標ができたそうで、「僕、遅咲きですけど、セレモニーの進行ということで評価していってもらいたいなと」「『めちゃイケ』とかの台本は『岡村:にぎやかし』だったから。(今回の番組MCを)頑張って、どこかにつながっていけたらいいなと思ってます。『好きな司会者ランキング』とか入ったことないですからね」と、今後は司会者として活躍する道も開けるかもしれないと茶目っ気たっぷりに語った。
そして、『週刊ナイナイミュージック』ならではの視聴ポイントについて問われると、岡村はMCとして「(ゲストが)3人いるなら、3人に均等にしゃべっていただくということを意識してます」とコメント。各アーティストのステージ裏の表情を切り取りたいと意気込み、矢部も「ボーカルの方が中心に喋って、というバンドも多いと思うんですけど。ギターの方とか、そういう方の新しいキャラクターを見られて、ファンの人には喜んでいただけるかなと」とポイントを紹介した。
最後に、矢部と岡村から視聴者へのメッセージが語られた。矢部は「明るく楽しく、アーティストのファンの方も、そうでない方も、夜に力を抜いて見れる音楽番組になればいいなと思っています。ぜひご覧ください」とコメント。続いて岡村が「改めて音楽っていいなと思ってもらえるような……」と語りだすと、矢部がすかさず「ミュージシャン目線? アーティストやで、今の(コメント)」とツッコミ。そこで、岡村が改めて「音楽の世界観を潰さずに、でもなんかおもしろかったな、音楽っていいなと思う……そんな中で、少しでもお笑いっていいなって思ってもらって。音楽バラエティって思ってますんで。そうやって見て、聴いていただけたらなと」と視聴者への想いを語った。岡村がすべて言い終えると、すぐに矢部が「何のランキング入りたかったんだっけ?」と岡村にこっそり質問。岡村はハッキリと「好きな司会者ランキング。今のところ、圏外だと思うんで」と、改めて最後に自身の目標を念押し。最後まで会場の笑いを誘って、矢部と岡村は会場を後にした。
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