超ときめき♡宣伝部、過去最大規模ツアーを通して深めたメンバーの絆 横浜アリーナへの期待を高めるタフなステージを観て

超ときめき♡宣伝部、最新ツアーレポ

 「すきっ!」などのヒット曲で知られるアイドルグループ・超ときめき♡宣伝部が、6月からホールツアー『超ときめき♡宣伝部のハートロックオンホールTOUR 2023』を開催。全国10カ所をめぐるグループ最大規模かつ最長期間の旅路を経て、9月9日に東京・昭和女子大学 人見記念講堂でフィナーレを飾った。

超ときめき♡宣伝部
超ときめき♡宣伝部

 辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひよりの6人からなる同グループは、2020年4月に菅田が加入し現体制に。同時に「ときめき♡宣伝部」から「超ときめき♡宣伝部」とグループ名を改め活動している。コロナ禍のため同年のツアーは中止に追い込まれたが、翌年からは復活。今回、「超とき宣」としては初めてとなる声出し可のワンマンツアーとなった。

辻野かなみ
杏ジュリア
坂井仁香
小泉遥香
菅田愛貴
吉川ひより
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辻野かなみ
杏ジュリア
坂井仁香
小泉遥香
菅田愛貴
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 昨年末に、当時グループ最大キャパとなった幕張メッセイベントホールでのワンマンライブをソールドアウトさせ、新たなフェーズに突入した彼女たち。現在の目標を、「2024年1月の横浜アリーナ2Days成功」と定め、さらなるスキルアップを目指して今回のツアーに挑んだ。

 序盤は、「超ステップアップ」、「ラヴなのっ♡」など、とき宣の本流ともいうべきキュート&ひたむきな楽曲で勝負。ペールトーンのステージセットや、客席を埋めるカラフルなペンライト、笑顔が弾ける6人パフォーマンスが重なり、一気にかわいい世界が広がった。「ぴょんぴょん」では、タイトルの通り跳ねるような振りが多く、まとめ髪も一緒にピョンピョン。さらに、セットの最上段まで使うなどステージを広く使った演出で、目がいくつあっても足りないようなワクワクするパフォーマンスを見せた。

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 6曲目の「ゼッタイだよ」にはいると、空気が一変。別れた恋人への切ない思いがこもったミディアムバラードによって、場内はたちまちエモーショナルな空間になった。さらに「ひらり ひらひら」、「きっとスタンダード」と続き、合間にはダンスパートも。さきほどまで“かわいい”で魅了していた彼女たちが、クールな一面をのぞかせた。集客が増え、ますます実力をつけている彼女たち。そんな、今だからこそ決まる演出の数々に、観客も存分に酔いしれていた。そして、シアー素材のふわふわとした衣装で聴かせるパワフルな歌声は、もはやとき宣の代名詞。「人生最幸のメロディ」は、全身の力を解放するのびのびとした歌声で、2階席まである会場を包み込んだ。

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