TOWA TEI&高木完が語り合う、“目”を使ったレコードの楽しみ方 自慢のコレクションの数々が登場したスペシャルトークショー
TOWA TEIは、様々なレコードをプレイする中で、45回転のレコードをあえて33回転で流し、「疲れている時はこういう聴き方もある」と提案。彼いわく、スローに再生される音楽を聴くことで「アレンジの勉強にもなる」という。その発言を受けて高木は、今回のコラボレーションを振り返り、TOWA TEIの制作過程を「構築されていく感じ」と表現した。それを受けてTOWA TEIは、打ち込みの制作作業を「彫刻をやってるイメージ」と語った。彼は「自己満なんですけどね」と謙遜していたが、今回出た「削る」「磨く」といった言葉は、TOWA TEIの音楽を聴いてきた人にとっては納得できるものだったのではないかと思う。
その後も、TOWA TEIが映画『TAR』を観て、劇中で流れていたカウント・ベイシー楽団のレコードをすぐに購入したというエピソードなどが次々と明かされた。また、様々な作品のジャケットについて、「発色が良いから買った」「文字が読めないけど買った」などの購入理由を語り合う一幕は、ジャケットは音楽の大切な楽しみ方の一つであることを改めて伝えているようだった。
最後は、TOWA TEIが「45回転で回すように」と記載されているレコードをあえて33回転でプレイ。その上に高木が即興でラップを乗せるミニライブを披露し、今回のトークイベントは幕締めとなった。総じて、2人の果てしない音楽への愛と尽きることなき探究心が伝わってきた時間となった。
■リリース情報
『ZOUNDTRACKS』
仕様:CDアルバム
品番:MBCD-2311
価格:¥3,520(税込)
『TOUCH』
仕様:CDアルバム/アナログ・緑盤
品番:COCB-54360/COJA-9480
価格:¥4,400(税込)
OFFICIAL https://www.towatei.com/
日本コロムビア https://columbia.jp/artist-info/towatei/
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