EXILE TAKAHIRO、シンガーとして開けた新しい世界 コロナ禍や初の単独ツアーを経て紡がれた、人生を鼓舞する楽曲たち

EXILE TAKAHIROが開いた新しい世界

 EXILE TAKAHIROが、9月6日にニューアルバム『EXPLORE』をリリースした。今作は通常盤だけを見ても、オリジナル曲を収録したDISC-1、TAKAHIROがEXILEの楽曲をセルフカバーするEXILE RESPECTシリーズの楽曲を収録したDISC-2を同時に楽しめるボリューミーな仕上がりに。映像DISC3枚には、初の単独ツアー『EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR “TAKAHIRO 道の駅 2023” ~Road to EXPLORE~』のライブ映像なども収録されている。そこでリアルサウンドでは、今回新たに収録された楽曲の制作エピソードを中心にインタビュー。TAKAHIROがアルバム『EXPLORE』に込めた想いを探った。(斉藤碧)

EXILE TRIBEでもお馴染みのSUNNY BOYと初タッグ

――今作のタイトルは“探求”を意味する『EXPLORE』。その制作には、今春に行った初の単独ツアー『EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR “TAKAHIRO 道の駅 2023” ~Road to EXPLORE~』の影響も大いに反映されていると思いますが、ツアーを振り返ってみていかがですか?

TAKAHIRO:今回の単独ツアーはこれまでファンクラブイベントを行ってきた会場(ホール)を中心に回らせていただいたんですが、ファンクラブ会員限定のライブとは、やっぱりひと味違うなと思いました。ライブツアーはご家族やご友人など気を許せる方たちと来てくださっているので、盛り上がりの火がつくのが早いなと思いましたし、みなさんがリラックスした状態で楽しんでくださっている姿を見て、ある意味自分もリラックスしてステージに立てました。ただ、初の単独ツアーだったので、大事な1本目になるという意識はあって。リラックスした中でも心地よい緊張感を持って、良いステージで戦わせてもらえたなと感じています。

――ツアー中は、アルバム収録曲の「EXPLORE」「YOU are ROCK STAR」「ON THE WAY ~愛の光~」「ウソナキ」「Happy Birthday」などを共作したギタリストの木島靖夫さんをはじめ、頼もしいバンドチームの存在もTAKAHIROさんの支えになっていたのでしょうね。

TAKAHIRO:そうですね。全員がお互いにリスペクトしているので、この楽曲では誰を粒立たせていくかというのをすごく考えていましたし、最高のチームワークの中で「観に来てくださった方の心に届く音楽を」という1つの目標に向かって演奏できました。バンドメンバー一人ひとりと心を通わせながら、本当に生きた音を奏でることができたので、同じセットリストでも1公演1公演違うライブをしている感覚があって。僕自身もその一瞬をかけがえのないものだと感じましたし、来てくださった方にも「終わるのが寂しい」と思ってもらえるようなステージをお届けできたんじゃないかなと思います。

EXILE TAKAHIRO / YOU are ROCK STAR (EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR “TAKAHIRO道の駅 2023” ~Road to EXPLORE~)

――では早速、アルバムに収録された新曲について伺っていきます。深い愛を歌った「Unconditional」(作詞:SUNNY BOY/作曲:Ryan Kim, SOFTSERVEBOY, SQVARE, Joris Daniel, Pablo Groove)はアルバムのおすすめ曲だそうですが、どういう経緯で生まれましたか?

TAKAHIRO:この曲は最初にデモを聴いた時からすごくお気に入りで、一番良いタイミングでリリースしたいと思っていたんです。なので、トラックの状態のまま、温めに温めていて。アルバムのリリースが決まった際に、SUNNY BOYさんに作詞をお願いしました。

――SUNNY BOYさんといえば、数多くのアーティストの作詞を手掛けている方ですが、意外にもTAKAHIROさんは今回が初タッグだそうで。

TAKAHIRO:そうなんです。EXILE TRIBEだと、SHOKICHIに登坂(広臣/ØMI)に今市(隆二)に……いろんな楽曲を手掛けている方で、僕も以前から気になっていたんですが、なかなかご一緒する機会がなくて。でも、自分のソロワークに新しい風を吹かせたいと思った時に、SUNNY BOYさんが浮かびまして。お声をかけさせていただいたところ、快く受けてくださいました。そしたら同世代だということが発覚して。歌詞もすごく魅力的なものを打ち返してくださったので、この楽曲は本当にお気に入りです。今回は「Unconditional」をリードにしていこう! と決めて、MVも撮りました。

 このMVも最高で。通常は、後々「もう少しこうしてみたい」というリクエストをさせていただくことが多いのですが、初めて追加リクエストがゼロで! MV監督の白石剛浩さんも今回初めてご一緒したのですが、新鮮なカット割りの映像に仕上げてくださいました。日本で最新鋭のドローンを使ったこともあり、圧巻の景色も撮影できましたので、楽曲・映像ともに楽しんでいただきたいです。

EXILE TAKAHIRO / Unconditional (Music Video)

――「Unconditional」の作詞に関して、TAKAHIROさんからSUNNY BOYさんにリクエストしたことはありますか?

TAKAHIRO:パーソナルであり、規模感もある曲が欲しいというのはお伝えしました。世間に広く届けるというよりは、聴いてくれる方が自分自身の人生に照らし合わせやすい歌詞が欲しいと。あと、日本語だけでなく、英語も使いたいとリクエストしました。

――あえて英語をちりばめたかったのは、どういう意図ですか?

TAKAHIRO:全部の歌詞が日本語だと、各所から伝わってくる意味合いがすごく強くなってしまうかなと思って。そういう全力で心を掴みにいく曲じゃなくて、「なんかお洒落だな、気持ちのいい曲だな」とノってて、ふと歌詞の意味を考えたら「すごく良いこと言ってない!?」と気づく曲にしたかったんです。SUNNY BOYさんは海外出身の方なので、SUNNY BOYさんから見た日本語の美しさと、自分の感性の違いが垣間見えたりして面白かったです。作詞をする身としても、すごく勉強になりました。

――特に気に入っているフレーズは?

TAKAHIRO:全体的に僕が選ばないような言葉ばかりなので、どの歌詞も好きなんですけど、〈きっと来世紀も/全く同じ人生を歩みたいよ〉という歌詞には驚きました。〈来世紀〉という言葉も僕の中からは出てこないですし、人生全てが最高とは言えなくても、全く同じ人生を歩んでもいいと思えるほど、最高と思える瞬間、幸せ、感動に出会えた人って、数少ないと思うんです。でも、その瞬間をSUNNY BOYさんは味わってきたから、この言葉が出たのだと思うので、そういう感性を持った方に歌詞を書いていただけて嬉しかったです。それと不思議な巡り合わせなんですが、実はSUNNY BOYさん、最近お子さんが生まれたそうで。神秘的な深い愛を感じていらっしゃる時に運良く歌詞を書いていただけたので、持ち前のセンスと合わさり、こういう素敵な歌詞が生まれたのかなと思います。

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