RIIZE、I'LL-IT、EVNNE、BABYMONSTER……まだまだ続く2023年大型デビュー　新人とは思えないスキルの高さに注目

　9月4日に元NCTメンバーのSHOTARO（ショウタロウ）、SUNGCHAN（ソンチャン）を含む新グループ・RIIZEがデビューした。同月19日には、今年上半期に話題を呼んだオーディション番組『BOYS PLANET』出演メンバーによる派生グループ・EVNNEや、YGエンターテインメントから7年ぶりとなるガールズグループ・BABYMONSTERのデビューも予定されている。

　また、9月1日に最終回を迎えたオーディション番組『R U Next？』からI'LL-ITが、HYBEの傘下レーベルであるBELIFT LABからデビューすることも決定。

　2023年後半は、大手事務所や大型オーディションから続々と新グループが誕生することが現段階でわかっており、早くも多くのK-POPファンの期待が高まっている様子だ。

　今回は、そんな2023年後半デビュー組の魅力について考察していく。

元NCTやSMルーキーズ、有名歌手の子息まで...話題のメンバーが在籍するRIIZE

　9月4日にデビューした7人組ボーイズグループ、RIIZE。

　EXOやNCTなどの人気グループを抱える韓国の大手芸能事務所・SMエンターテインメントから約3年ぶりとなる新グループで、NCTメンバーだったSHOTAROとSUNGCHANが在籍していることもあり、デビュー前から話題に。公式Instagramは、アカウント開設後わずか4日でフォロワー数100万人を突破し、8月にアメリカで開催された『KCON LA 2023』で熱い反応を得るなど、世界中のK-POPファンから注目されている。

　デビューして間もない彼らだが、その魅力といえば、やはり話題性が高いメンバーが在籍していること、これまでのSM所属グループとは違ったテイストの楽曲やビジュアルなどだろう。

　まずメンバーでいうと、NCT出身の2人はSHOTAROが飛び抜けたダンスの実力を誇り、SUNGCHANはすらっとした長身が際立つ端正なビジュアルや、MCなどもこなすマルチな魅力で知られている。そこにSMROOKIESのEUNSEOK（ウンソク）、SEUNGHAN（スンハン）と、非公開練習生のWONBIN（ウォンビン）、SOHEE（ソヒ）、ANTON（アントン）が加入。

　SMROOKIESとは、SMエンターテインメントの公開練習生を指し、後のNCTやRed Velvet、aespaとなる人材を多数輩出したことから、デビューグループの注目度を上げるに相応しいメンバーが揃っている。そんな前例から、同じくSMROOKIES出身のEUNSEOK、SEUNGHANにも期待ができる。

　非公開練習生だった3人に関しては、SOHEEは歌唱力が高く、WONBINはアンニュイな雰囲気とパフォーマンスやギター演奏が得意なことから注目を集めている。ANTONはその甘いルックスと楽曲制作ができること、韓国の有名歌手、ユン・サンの子息であることでも話題に。

　また、彼らのデビューシングルタイトル曲「Get A Guitar」は、軽快なギターサウンドとビートが印象的で、肩の力が抜けたようなチルな歌声とダンスが、近年のSM所属グループとは一味違った魅力を感じさせる。これから彼らがSMエンターテインメントをはじめ、K-POPシーンに新たな風を吹かせてくれることに期待したい。