Snow Manはなぜ全方位的なメディア出演に注力するのか グループが目指す“国民的アイドル”への道
そもそもSnow Manはなぜこんなにもメディア出演をするのか。先にふれたように、CDリリースや番組などのプロモーションであることは大前提ではあるが、それだけならば今の時代、YouTubeやSNSなど、自らが持つプラットフォームでの発信に注力するという選択肢もある。しかし、全方位での活動を網羅しているのは、グループとして掲げる理想があるからこそだろう。
そのヒントが岩本と佐久間が揃って出演した8月19日放送『土曜はナニする!?』(フジテレビ系)の中で語られていた。「日帰り ぷらっとりっぷ」のコーナーに出演した2人は、今年5月から7月にかけて開催した初の4大ドームツアーを終えた後の心境の変化について語り合う。その中で佐久間は「欲が出た」「もっと(ライブの)数を増やしたい。もっと大きいところでもやりたい」といった目標をあげた後「いろんな人にSnow Manを知ってもらいたいとより思ったね」「国民的アイドルを目指したいね」「欲を言えば個人名まで出てくるような。俺たちの先輩には(そういった存在が)数多くいて。そういうのが国民的アイドル。そうなりたいな」と熱い想いを口にした。
「国民的アイドル」という言葉は、これまでもメンバーたちが度々発言してきたもの。多様化が進み、国民全員が熱中するスターが生まれにくくなった現代において、「国民的」を測る指標はこれまで以上に難しくなっている。しかし、ここで語られたような誰もが個人までを認識し、応援したくなるグループの存在というのは、一つの指標となりえるだろう。そのためにも、少しでも多くの人の目にふれる機会、個人までも知ってもらうチャンスに貪欲であり続けるのではないだろうか。少し気は早いが、来年のデビュー5年目に向けてグループの追い風が止まぬことを願うばかりだ。




















