BE:FIRSTにとって『SUMMER SONIC』は特別な場所に 初の有観客ステージから進化し続けるパフォーマンス
8月19日、20日に開催される『SUMMER SONIC 2023』に、BE:FIRSTが出演する。『SUMMER SONIC』といえば、2021年、BE:FIRSTがデビュー前に出演した初めての有観客ライブのステージ(2021年は『SUPERSONIC 2021』として開催)。さらに2022年にも『SUMMER SONIC 2022』に出演しており、今年で3年連続の出演となる。今や数々の野外フェスに出演しているBE:FIRSTだが、その活動スタイルは『SUMMER SONIC』からスタートしていると言っても過言ではないだろう。そこで、彼らが『SUMMER SONIC』で見せたこれまでのステージを振り返ってみたい。
まずは『SUPERSONIC 2021』。ちょうどコロナ禍真っ只中だった当時、長いオーディションを経て結成を果たした彼らにとって、初めての有観客ライブは心躍る瞬間だったはずだ。BE:FIRSTの公式YouTubeチャンネルにアップされている「Shining One -SUPERSONIC 2021@ZOZO MARINE STADIUM-」からも、それがひしひしと伝わってくる。今よりも初々しさが感じられるが、それでもデビュー前とは思えないほどの完成度だ。今でこそBE:FIRSTの歌唱力の高さは広く知られているが、当時彼らを観た人は驚いたはずだ。7人全員が笑顔でパフォーマンスをしており、テンションが上がっていることも伝わってくる。顔を見合わせて笑顔になっているシーンが多かったり、クシャッとした笑顔になっていたりと、その笑顔が“パフォーマンス用に作られた笑顔”ではなく、自然と込み上げてきたものだとも感じさせられる。これは、デビューを控えた希望に溢れる当時の彼らだからこそ出せる表情なのだろう。
そして、『SUMMER SONIC』公式YouTubeチャンネルに公開された「BE:FIRST interview @SUMMER SONIC 2022」の中で、RYOKIが『SUPERSONIC 2021』について「僕たちにとって強い土台になったステージだったので感謝していますし、そこからいろんなステージに立つ時も落ち着けたり、物怖じせずに自分たちの音楽をしっかり届けられるようになったのは確実」と話している通り、同ステージで得た感覚が今の彼らの根幹を作っていると言えるほど楽しげな姿を見ることができる。