Ado×B'z「DIGNITY」にも期待 MAN WITH A MISSION×milet、UVERworld×BE:FIRST SHUNTO…コラボが引き出す双方の可能性
[Alexandros]は、事務所の後輩であるWurtSと共に「VANILLA SKY (feat. WurtS)」を7月21日にリリースした。[Alexandros]には珍しくローファイな質感が強く、WurtSらしいヒップホップライクなアプローチも新鮮な印象を与えている。WurtSならではの押韻が[Alexandros]の軽やかなラフさを引き出し、[Alexandros]のバンドサウンドがWurtS1人だけでは不可能な生々しいグルーヴを作り出す、まさに理想的な相乗効果が起きた楽曲だ。創作面での刺激を双方にもたらしたことは間違いなく、今後の双方の楽曲への影響も楽しみになる。
RADWIMPSはラッパーのZORNを迎え、Jリーグ開幕30周年記念アンセムとして「大団円 feat.ZORN」をリリース。不穏なサウンドで湧き起こる闘志を描いた楽曲で、ともに独自の存在感でシーンを歩んできた2組ならではの熱がこもっている。心を見つめ静かに自分を鼓舞する野田洋次郎の言葉と、猛烈なライムによる泥臭いセルフボースティングが心を滾らせるZORNのリリックが交錯し、至上の興奮をもたらす。ロックとヒップホップのエネルギーを一曲入魂し合う、それぞれの生き様がぶつかり合ったコラボレーションだ。
のんが6月にリリースした「Beautiful Stars」は作詞作曲を後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が、演奏をASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーが担当したコラボ曲である。アジカンらしい太いギターサウンドが、のんの弾けるような歌声を支えており、彼女の力強くポップな表現を引き出している。のんの歩みをエンパワメントするような歌詞も楽曲全体にポジティブなエネルギーを通わせ、MVではいつになくユーモラスに振る舞うアジカンメンバーを見ることもできる。コラボによって思いがけない一面が引き出された好例と言えるだろう。
長いキャリアを持つバンドも豊かな音楽表現のために様々なコラボレーションを行うようになった昨今。B'zが、Adoという憑依系ボーカリストのためにどんな楽曲を作り、どんな魅力を引き出し合うのか。今からフルサイズで聴けることが楽しみでならない。
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