SixTONES 松村北斗&なにわ男子 西畑大吾、相棒役としての相性 俳優としてキャリアを進める2人の共通点

 デビュー前までは東京と関西でそれほど接点はなかったという2人。演技での共演は2019年上映の『映画 少年たち』でもしているが、東西のジャニーズJr.総勢100名規模での出演であり、がっつりタッグを組むのは今回が初。一見、意外な組み合わせのように思えるが、ともに“二宮和也”にまつわる共通点も見えてきた。松村は『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(フジテレビ系)のインタビューにて、目指す俳優として、オリジナル性が高いとして二宮の名前を挙げたほか、嵐のコンサートで二宮が定番として行う挨拶「いらっしゃいませ!」を本人の許可を得て継承している。一方の西畑も二宮主演映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(2017年)で共演を果たし、二宮から「現場を勉強しようとするところにしたらダメ」など俳優としての心構えを教わったと明かしている。そんな2人が今後、俳優としてどう個性を発揮していくのか、年齢を重ねるごとに楽しみが増す。

 7月27日放送の『グッド!モーニング』で、西畑は松村について「クールなイメージが強かった」と前置きしつつ、「お話もしてくださるしめっちゃ気さくやし、めっちゃボケたかがり」と告白。クールなパフォーマンスのイメージが先行しがちだが、話すと気さくでおもしろいSixTONESメンバーらしいエピソードに思わず頬が緩んだファンも少なくないはず。

 先日行われた制作発表会見で、西畑は「僕も北斗くんも庶民的な考え方があって、なんで自分のこと応援してくれてるんだろうって気持ちになる」と話していた。ともにどこか控えめで人見知りエピソードが語られるのも共通点といえる。しかしライブともなれば堂々たる姿でステージに立つ姿を知るファンからすれば「そんなことない!」と大きな声で伝えたくなるのと同時に、人気アイドルでありながら庶民感覚を持ち続けられるのも魅力のひとつだ。

 本作で監督を務めるのは堤幸彦。西畑はムチャぶりしたがると監督からのエピソードを明かすと、堤監督はセリフを完璧に覚えてくるからこそできるムチャぶりだと返していた。エピソードの端々から2人の本作への真剣度や、仕事に対する姿勢が伝わってきた。御殿場と片無がこの夏のドラマをさらに熱くしてくれそうだ。

 制作発表会見では、体調不良で参加できなかった松村を思い、西畑はアクリルスタンドを胸ポケットに挿して登場したほか、トークでも松村のエピソードをしっかり盛り込むなど“相棒”は様々な場面から感じられた。

 現在、松村は28歳、西畑は26歳。両者ともに様々な作品で俳優としてのキャリアを積んできた。堤監督がこれまでに手がけた『池袋ウエストゲートパーク』や『TRICK』シリーズなどの作品が、いまなお愛され続けているように、『ノッキンオン・ロックドドア』がグループの垣根を越え“ほくだい”の代表作として、末長く愛される作品になることを願うばかりだ。

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