木村拓哉、Travis JapanのLA武者修行に関心 ぶつかり合って切り開いてきた若き日の思い出

 木村拓哉がパーソナリティーを務めるラジオ『木村拓哉 Flow supported by Spotify』(TOKYO FM※以下、『Flow』)。7月のマンスリーゲストに、ジャニーズ事務所の後輩グループ、Travis Japanの宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也が登場した。

Travis Japan - 'Candy Kiss' Music Video

 Travis Japanは2022年3月にアメリカ留学を決行。約7カ月間に渡ってダンスと語学力のスキルアップに勤しみ、世界的ダンスコンペティションや全米オーディション番組にも挑戦した。そこでキャピトル・レコードの担当者の目に止まり、同年10月にデジタルシングル『JUST DANCE!』でジャニーズとしては初の全世界デビューを果たした。7月3日には3rdシングル『Candy Kiss』をデジタルリリース。BTSの振り付けでも有名なコレオグラファーのニッキー・アンダーソンが振り付けを手掛けており、高いダンススキルを存分に発揮されたミュージックビデオは必見だ。

 そうしてこれまでとはまた違ったスタイルで世界を切り開いているTravis Japanと、先駆者としてアイドルの可能性を広げてきた木村が、どのようなトークを繰り広げたのか。注目が集まる中7月2日放送回では、留学中の苦労について木村から聞き出す姿勢が印象に残った。

 まずは、海外生活のスケジュールについて尋ねた木村。語学学校にダンスレッスン、ボイストレーニング、そしてファンに向けたSNS……と、スケジュールそのものは国内で活動してきたときとさほど変わらなかったという。ただ、大きな違いは「寝るときも起きたときも隣にメンバーがいるっていうことですね」と続けた。その感想に対して「それは正直どうだった?」と真正面から切り込んでいくことができるのも、木村らしいところ。言葉を濁すことなく「正直、全然しんどかったですね」と率直に答える宮近に、カラッとした笑いをこぼす一同。Travis Japanの意外な雰囲気に木村も「わりとあれなんだね。みんなは本音のグループなんだね」と興味津々な様子。

 先輩の木村が大いに関心を示してくれたことにより、七五三掛も「人生で、一番きつかった時期かもしれないです」とぶっちゃけモードに。木村も「マジ!?」と相槌を打ち、話題は七五三掛の家出事件へと発展していく。

 仲がいいことでおなじみのTravis Japan。YouTubeチャンネルでも、誰のことも否定せず、傷つけることのない笑いを届けてきてくれた。だが、ひとつ屋根の下で生活するとなれば、距離が近すぎて窮屈に感じる場面も出てくるのは仕方のないこと。とはいえ、その家出というのも1時間程度と可愛らしいものだったようで……。「メンバー間でぶつかり合いがあって、七五三掛が“もうちょっとダメだわ”ってキャリーバッグに2、3日分くらいまとめて出て行っちゃったんですよ」と中村が話し出す。だが、英語でのやりとりが不慣れだったことから、ホテルを取ることもできず結局すぐに戻ってきたというのだ。

 すると木村は「でも、そのキャリーバッグを持って出てって1時間後に帰ったとき、龍也としての帰り方はどういう帰り方したの?」と掘り下げ、「本当に気まずくて……どうやって部屋に帰ったらいいんだろうっていう気持ちだったんですけど」「ピンポンなしで、そーっと帰ったら……同部屋だったメンバーの松倉(海斗)が“おかえり!”って言ってくれて」と明かした七五三掛。これには木村も「あ〜、よかったね〜。“おかえり”でよかったね!」と安堵しつつ、「逆だったら怖かったね。“なんで帰ってきたの?”」と、厳しめバージョンを想定して一同の笑いを誘う。「でも、まー何発かあるだろうな。7カ月、それこそ20代バリバリのみんながひとつ屋根の下で」と言ったその言葉には、自らも20代でグループ活動をしていたころの思い出が重なったからだろうか。

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