なにわ男子 道枝駿佑、なぜ中国・韓国で人気? 木村拓哉ら、アジアで愛されるジャニーズたち

 アイドルとしてだけでなく、ドラマや映画、バラエティでも活躍しているなにわ男子・道枝駿佑。今、中国や韓国でそんな彼の人気が凄まじいことになっている。中国版Twitterと言われている微博(Weibo)では彼のファンコミュニティーアカウント(※1)が非公式であるにもかかわらず28.6万人(1月28日現在)ものフォロワー数を獲得、2022年には中国の雑誌『CHIC Magazine 2022年11月号』の表紙も飾っている。

『今夜、世界からこの恋が消えても』予告①【7/29公開】

 また、道枝と福本莉子のW主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称“セカコイ”)は韓国で大ヒット。現地で公開されてからわずか41日で観客動員数80万人を突破し、2007年以降に韓国で公開された実写日本映画のうち興行ランキング1位、2000年代以降に韓国で公開された歴代日本ロマンス映画のうち興行ランキング1位を獲得した(※2)。1月24日〜25日にかけて“セカコイ”のプロモーションで道枝が韓国を訪れた際には、空港に多くのファンが押し寄せ、黄色い声援が飛び交う様子がSNSで話題になっている。本稿では、道枝が中国や韓国で絶大な支持を受ける理由を考察したい。

出演ドラマの大ヒットが理由のひとつ

 道枝駿佑がこれほど中国・韓国で爆発的人気を誇る大きな要因として、彼の出演ドラマが現地で大ヒットしたことがあるだろう。

 まず、中国人気の導火線となったのは2017年4月放送の『母になる』(日本テレビ系)だ。当時14歳だった道枝は、作中で主演をつとめる沢尻エリカの息子役を演じた。ドラマが中国で放送されるや否やその可愛らしさが現地で話題になり、爆発的な人気を得ることになった。2021年に道枝がなにわ男子としてデビューする際には、微博(Weibo)で「#道枝骏佑出道(道枝駿佑デビュー)」というハッシュタグがトレンド入りした。

 Snow Man 目黒蓮とW主演を務めたオシドラサタデー『消えた初恋』(テレビ朝日)は、放送が始まった2021年10月からわずか1カ月で中国の大手ソーシャルカルチャーサイト「豆瓣(Douban)」で10点中8.2(1月27日現在)という高評価を獲得している(※3)。また、同作品がNetflixで配信されてからは、韓国での知名度も高まり、今では「狂ってしまうほど道枝駿佑が好き」という思いを込めて、韓国語で「狂いそう」を意味する「미치겠다(ミチゲッタ)」と「道枝駿佑」を掛け合わせた「ミチゲッタシュンスケ」というワードが、SNSのトレンドに浮上するほどに。

 このように、道枝の中国・韓国での人気ぶりを語るときにこれまでに彼が出演してきたドラマ作品が切り離せない存在となっていると言えるだろう。

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