連載『lit!』第55回:INI、MAZZEL、超特急……新人からベテラン勢まで、夏本番に向けてチェックしたいボーイズグループの楽曲
Da-iCE「ダンデライオン」
一方、今やボーイズグループの中堅世代となっている2組の躍進からも目が離せない。結成12周年を迎えた5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの新曲「ダンデライオン」は、ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の主題歌。ボーカルの花村想太がドラマの世界観に合わせて書き下ろしており、大野雄大との、4オクターブの声域を持つツインボーカルの真っ直ぐな歌声が胸を熱くする応援歌でもある。楽しいことばかりではない毎日だけど、それでも陽はまた昇る。まだやれる――まさにダンデライオン(=タンポポの英名)同様、何度踏まれても立ち上がるような力強くあたたかい音色が、明日への希望を感じさせる楽曲だ。加えて、YouTubeでのMV公開に先駆け、公式Twitterで物語のあらすじと出演者の相関図を公開するこだわりも。モノクロからカラーへと移り変わる映像の中で「劇団Da-iCE」に扮したメンバー5人と主人公の2人を取り巻く物語が展開されている。2021年に「CITRUS」で『第63回 輝く!日本レコード大賞』大賞を受賞するなど着実に歩みを進める中、音楽への真摯な姿勢と愛を常に持ち続けている彼らの姿は、10年前と変わらずあり続けているのではないだろうか。
超特急「Call My Name」
結成年をDa-iCEと同じくする超特急も止まらない勢いで“走行”中だ。5月24日にリリースした新曲「Call My Name」は、放送中のドラマ『ホスト相続しちゃいました』(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌。聴けば思わず身体を揺らしてしまうようなポップでキャッチーなサウンドと、〈最高すぎるでしょ!〉〈成功しかないでしょ?!〉ととにかく前向きでポジティブな歌詞は、少し疲れが見えてきた週の半ばにパワーチャージするのにもぴったり。これまで4年間、一人でバックボーカルを守ってきたタカシが背中を預けられる新バックボーカル・シューヤや、メインダンサーのマサヒロ・アロハ・ハルと頼もしい顔ぶれが加わり、歌声もパフォーマンスもこれまで以上にパワーアップした超特急となっているのは間違いない。今年3月には5thアルバム『B9』をリリースし、5月27日からはツアー『BULLET TRAIN Spring Tour 2023「B9 Unlimited」』を開催中の9人。8月8日の「8号車の日」に迎えるツアーファイナルは超特急と8号車(ファンの呼称)にとって記念すべき日になることだろう。スピードを一層加速させていく彼らの動向に要注目だ。
※1:https://realsound.jp/2022/11/post-1180777.html
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