MAZZEL「Vivid」バイラルチャート首位獲得 8人の個性が全方位的に発揮されたデビューシングル曲に

 Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの5月31日付のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:MAZZEL「Vivid」
2位:トンボコープ「Now is the best!!!」
3位:Conton Candy「ファジーネーブル」
4位:Halle「Part of Your World (From『The Little Mermaid』)」
5位:Käärijä「Cha Cha Cha」
6位:SKRYU, WAZGOGG, Fuma no KTR「How Many Boogie」
7位:TORAUMA「椿」
8位:DXTEEN「Brand New Day」
9位:YOASOBI「アイドル」
10位:ジャック・ブラック「Peaches」

 5月最終週のSpotifyバイラルチャートは、既存人気楽曲の粘り強いランクインと同時に、初登場楽曲による鮮やかな首位獲得が印象的な展開となった。TikTokを中心に人気を集め、先週首位を獲得した東京発4人組バンド・トンボコープのポップな魅力が詰まった「Now is the best!!!」は、1ランク落として2位に着地。また、3ピースガールズバンド Conton Candyによる「ファジーネーブル」が引き続きトップ10圏内にランクインしている。

 そして、TORAUMA「椿」も粘り強くトップ10圏内にランクイン。TikTokやInstagramでの楽曲引用投稿がきっかけのひとつとなり知名度を高めた、ジャパニーズヒップホップの新たなヒット曲である。ピアノの音色を取り入れたシンプルかつオーガニックなトラックに乗せられた苦悩や葛藤の言葉は、幅広いリスナーの胸に響いているようだ。他にも『ユーロビジョン・ソング・コンテスト2023』準優勝のKäärijäによる「Cha Cha Cha」や、さまざまな音楽チャートを総なめにしているYOASOBI「アイドル」、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の劇中歌であるジャック・ブラック「Peaches」などが引き続きトップ10圏内をキープする混戦のチャート状況だ。

 そんななか、今週初登場にして首位を獲得したのは、MAZZELのデビューシングル曲「Vivid」。MAZZELは、SKY-HIが代表を務める音楽事務所 BMSG所属の8人組ボーイズグループ。幸福を意味する「Mazel」に迷路「Maze」と情熱「Zeal」を掛け合わせたグループ名には、「迷路から抜け出すための出口に向けて情熱を燃やし、幸福をつかみとって人々に渡していくグループになる」(※2)という意志が込められている。

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