ローレン・イロアス、渡会雲雀、朝日南アカネ……歌でますます飛躍しそうなにじさんじライバー
シーンの中で圧倒的な存在感を放つVTuber/バーチャルライバーグループ・にじさんじ。ゲームや雑談、歌など、様々な強みを持つライバーが集まっている。ここでは、筆者が特に歌の観点から注目しており、これからさらに伸びそうなライバーを紹介したい。
ローレン・イロアス
シューティングゲーム『Apex Legends』を中心としたゲーム配信を軸に配信を行っているローレン・イロアス。プレイヤー人口1億人とも言われる同ゲームにて過去に750位以内にランクインしていたことを初配信で明かすなど、その腕前は確かなものだ。
しかし、彼の魅力はレベルの高いゲーム配信だけではない。歌ってみた動画では独特な魅力をもった歌を聴かせるのだ。特に、ピノキオピー「神っぽいな」のカバーでは、2022年9月時点で1000万再生を突破する人気を誇っている。9月6日にアップされたなきそ「ド屑」のカバーもYouTubeの急上昇動画にランクインし、100万再生を超えている。
ローレン・イロアスの歌の特徴は、繊細でセクシーな声と荒々しいがなり声という相反する表現を、一曲の中に詰め込む点だ。曲の中で多彩な表情を見せ、リスナーを翻弄するかのよう。ローレン・イロアスの歌にある変幻自在さは、リスナーを虜にさせる魅力がある。
渡会雲雀
2022年7月に風楽奏斗、四季凪アキラ、セラフ・ダズルガーデンと共に同期ユニット・VOLTACTIONのメンバーとしてデビューしたばかりの渡会雲雀。初配信の幕開けで生バンドをバックに、じん「サマータイムレコード」のカバーを披露するなど、当初より渡会雲雀が並外れた歌唱力を持っていることは明白だった。
そんな渡会雲雀が満を持して発表した初の歌ってみた動画は、 Mrs. GREEN APPLE「StaRt」のカバー。新人にも関わらず、投稿から約3週間で100万再生を超えている。爽やかかつパワフルな歌声はバンドサウンドと相性抜群。特に、伸びやかなサビのロングトーンは、渡会雲雀が歌を楽しんでいることがこちらにも伝わってくるようだ。
まだ歌枠や歌ってみた動画など、音楽系の動画は少ないが、彼の歌唱力は今後配信やステージなど、さまざまな場面でリスナーを魅了してくれるに違いない。