RAKURA、『名探偵コナン』ファンも唸らせた繊細さと大胆さを持ち合わせる歌声 デビューから3年越しの初ワンマンへの期待

RAKURA、初ワンマンへの期待

 深みのある表現力、繊細さと大胆さをあわせ持った歌唱力、少女の顔と大人の女性の顔を持った声色。これが17歳の少女の歌声であったことは、多くの音楽リスナーを驚かせた。その実力は口コミで広がり、今や国内のみならず海外からもファンを獲得。また大手サブスクリプションサービスの公式プレイリストには、彼女の楽曲が常にピックアップされるなど、ネクストブレイクアーティストの1人として期待される。女性シンガーソングライター・RAKURAが、6月10日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて、初のワンマンライブRAKURA 1st ONEMAN LIVE『Outlook』を開催する。

 福岡県出身、現在20歳のシンガーソングライター・RAKURA。B’z、BREAKERZ、倉木麻衣らが所属するビーインググループ(現在:B ZONE)が2019年に主催した、10代限定のオーディションにて審査員特別賞を受賞し、2020年にドラマ『片恋グルメ日記』(TOKYO MX)のエンディングテーマ「Unforgiven」でデビュー。以降ハイペースで楽曲を配信リリースし、昨年4月に1stアルバム『tint』をリリース。同日CDリリースした「Shooting Star」は、アニメ『名探偵コナン ゼロの日常』オープニングテーマとして話題を集めた。

RAKURA「Shooting Star」Music Video

 『ゼロの日常』は『名探偵コナン』シリーズ屈指の人気キャラクター・安室透にスポットを当てたスピンオフ作品で、ミステリアスな魅力を放つ安室の華麗な活躍を描いた作品。リズミカルなジャズサウンドとRAKURAのソウルフルなボーカルが、『ゼロの日常』のスタイリッシュな作風とマッチして、音楽にも関心が高い『名探偵コナン』ファンをも唸らせた。

 今年もハイペースは変わらずで、「Outlook(featuring さなり)」「Night haze」「また夜になる前に feat.Tok10」といった楽曲を配信リリース。多彩なラッパーを客演に迎え、抜群の歌唱力と表現力を発揮している。

RAKURA「Outlook feat.さなり」Music Video

 「Outlook(featuring さなり)」は、夢や希望にあふれた高揚感と、それと引き換えに感じる大人になることへの一抹の不安がない交ぜになった、ティーンエイジャーならではのマインドが如実に反映された。まるで楽しかった頃を回想するようなセピア色を感じさせるイントロから、アンセム感あふれるサビメロ。RAKURAのボーカルは実にピュアできらめいていて、さなりのラップがフックとなり、青春の光と影が見事に表現されていた。

RAKURA「Night haze」Music Video

 また「Night haze」は、コロンビア出身のトラックメーカー・rolotraceをプロデューサー/ラッパーとして迎えて制作。深いディレイのかかったトラックは、南米特有のラテン×ヒップホップで、rolotraceのラップが実にテクニカルでクール。一方RAKURAのボーカルは巧みさもありながら、切なさや寂しさも込められた歌詞の心情をエモーショナルに表現。夜のレインボーブリッジやお台場を舞台にしたMVは、闇夜に輝くキラキラとした夜景が刹那的な感情ともマッチ。洋楽とJ-POPのテイストが融合した、日本人好みのヒップホップに仕上がった。

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