『PRODUCE 101 JAPAN』制作陣に聞く、オーディション番組が持つ特別さ 初のガールズグループ誕生となるSEASON3の展望も

『日プ』スタッフインタビュー

「『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の成功はJO1が認められたからこそ」

Let Me Fly ~その未来へ~ [PRODUCE 101 JAPAN SEASON2]

 日本国内のオーディション番組ブームの火付け役となった『PRODUCE 101 JAPAN』。その2年後に放送された『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』はさらに多くの人に注目される番組となった。

「『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の成功は『PRODUCE 101 JAPAN』とJO1の成功なくしては語れません。『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生したJO1は、期待以上のパフォーマンスと実力で日本のK-POPファンを中心に多くの方に認められ、日本の音楽業界に定着できました。JO1への信頼があったからこそ『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』も成功を収められたと考えています。もし、『PRODUCE 101 JAPAN』が興行的に失敗し、JO1が認められなかったら『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』はなかったかもしれません」

 JO1の活躍に続き、INIも人気を獲得。それぞれ音楽シーンで大きな存在感を放つグループとなった。番組制作の立場で彼らの活躍をどのように見ているのだろうか。

「『PRODUCE 101』のフォーマットは単なる番組ではありません。序盤から番組を通じてターゲットとなる市場にブームを生みだし、予めファン層を構築して、最終的に選ばれたメンバーがアーティストとしてデビュー、活動を行うことまでが『PRODUCE 101』のフォーマットであり、目標でもあります。

 JO1、INIの成長は『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズの最終的な成果となりました。これまで支えてくださったファンの皆様の声援に感謝しています。この場をお借りして、LAPONEを応援してくださった国民プロデューサーの皆様、JAM(JO1のファン)、MINI(INIのファン)の皆様に改めて感謝申し上げます」

シリーズ初のガールズグループに期待するもの

 そして2023年4月、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』の開催が発表された。シリーズ初めてのガールズグループオーディションはどのような経緯で制作が決まったのだろうか。

「LAPONEエンタテインメントの設立当初から、CJ ENMと吉本興業は、ガールズグループへの参入についても目標の一つにしていました。LAPONEエンタテインメントは“K-POPの成功要素を搭載した男女アイドルポートフォリオの完成”を会社の短期的な目標として掲げています。その目標を達成するため、JO1、INI、先日5月10日にデビューしたDXTEENと、計3つのボーイズグループの体制を構築しており、そこに加えて『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』をローンチすることになりました」

 『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』の放送はまだ先だが、今回の参加者について早くも話題となっている。シリーズ初のガールズグループのデビューについて、制作サイドも大きな期待を持っているようだ。

「ガールズグループとして活動できるような情熱と実力を備えている多くの方々に参加してもらいたいです。ガールズグループとしてのデビューには相当な努力と痛みが伴います。ガールズグループとして活躍するには、そうした痛みを乗り越えられる強い精神力が必要です。参加してくださる皆さんは、デビューメンバーに選ばれてデビューするという強い想いと努力がなければ国民プロデューサーにそっぽをむかれてしまいます。なので、努力して成長するという想いを抱いている方の参加を期待しています。それが『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』を面白くし、ガールズグループとしてデビューしてからも愛されるポイントになると思います。どんなガールズグループになるのかについてはまだ企画段階にありますので、楽しみに待ってもらえると幸いです」

 最後に、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』の放送を心待ちにしている国民プロデューサーへのメッセージをもらった。

「『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』国民プロデューサーの皆様のご声援に感謝申し上げます。ここから『PRODUCE 101 JAPAN SEASON3』がスタートとなります。JO1、INIという2組のボーイズグループに続く、LAPONEのガールズグループ1号を誕生させようとしています。夢に向かって努力する参加者の皆さんのために、我々も邁進してまいります。国民プロデューサーのご関心、ご参加のほどよろしくお願いいたします」

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